会派:市民力の市政報告会を行いました。

 昨日の3時30分から市民会館301号会議室で市民力の議員4人で市政報告会を行いました。

 当日は松戸花火大会が予定されていて、本当に聞きに来てくれる人がいるのか心配していましたが、暑い中、約40人ほどの方々が来てくださり本当に感謝、感謝です。

 内容は6月議会での4人の一般質問の内容、市立病院建て替え問題の報告、議案の賛否の公開についての三本立てでした。

 私は6月一般質問の内、防犯灯の早期のLED化、ESCO事業の活用についてと病院建て替え問題について委員会の最新情報をそれぞれ報告させていただきました。

 3月の予算委員としての討論で、「松戸市民1人当たりの市税収入(担税力)は近隣市と比べ最下位となっています。この現状を打破するため、会派として、議員として収入の増加策、歳出の削減策を提案していくつもりです。」と話をしました。
 このことから歳入の増加策としては「広告事業の充実」削減策として「LED防犯灯の早期実現」につて市に様々提案させていただきました。時間の関係上、今回は削減策のみ報告をさせていただきました。

 さて、その防犯灯のLED化ですが、簡単に改めて説明します。
 市内には約36000灯の防犯灯があり、その9割が40W水銀灯となっています。

 その水銀灯40Wと代替候補のLED灯32Wと10年間でコスト比較をすると、水銀灯118850円、LED灯66350円でその差は一本当たり52500円となります。
 防犯灯総数は36000ですので、52500円×36000灯=約18.9億円と計算されます。
 このことから、早期のLED化実現を目指すべきと提案しました。

 しかし、ここで問題となるのは「初期投資の大きさ」です。
 市のLED32Wの予定価格は灯具代、33800円、設置工事代、14200円で1本当たり48000円で総数36000をかけると約17.3億円と推定されます。

 そこで、提案①として3万灯なりをまとめて競争入札などして灯具代、設置工事代をスケールメリットで下げる。
 提案②として原則初期投資のかからないESCO事業の活用によりLED化を実現させる。
  
 さらに、LED化により電気代の削減(5割強)されることでCO2も削減されますので、このCO2削減分を国内クレジット制度を利用して販売すること、ESCO事業による国の補助金活用の提案もしました。
 そして、さらにさらにこのESCO事業の活用による省エネ、補助金活用、CO2削減分の販売の3点セットのスキームをまず市が行い確立させ、その後市内事業者に広めていく政策をすべきと提案しました。

 以上のことを報告させて頂きましたが、少し話が難しいとも思いましたので、新潟県妙高市のESCO事業活用による防犯灯LED化、削減CO2の販売した例を話し、妙高市のPR動画も合わせてみていただき、理解を深めていただきました。

 尚、その動画は6分ほどですので皆様にも是非観ていただけたらと思います。
 http://www.youtube.com/watch?v=knk9d1scmdA

 報告会は約2時間ほどで終了しました。
 
 最後は質疑応答の時間を30分ほどとらさせていただきましたが、熱心に質問していただき、時間切れとなってしまいました。

 今後も市民の皆様に少しでも市政に関心を持っていただけるよう報告会を数多くしていきたいと改めて思いました。

 昨日来ていただきました皆様、本当にありがとうございました。