千駄堀新市立病院、基本設計予算、委員会可決!!(全会一致)

 本日9月18日午後1時30分から、病院建設検討委員会が開催されました。

 議題は千駄堀新病院の基本設計予算7898万円、新病院周辺道路整備設計予算1600万円などが補正予算案として出された議案についてでした。

 また、川井前市長時に購入した紙敷65、66街区(約27億円)の病院予定地の事業目的を「病院事業地」から「街づくり用地」とする内容も含まれていました。

 さらに、一部委員から要求がされていた、紙敷、千駄堀の条件を合わせた(シュミレーションした)比較表についても話し合いがされました。

 時間のほとんどが比較表の議論に費やされた感がいたしますが、議案については全会一致(反対なし)で可決となりました。もちろん、私も賛成をいたしました。 正式には9月議会最終日(10月1日)に議員全員による採決で最終的には決定されることとなります。

 紙敷65,66街区の土地の事業目的を変えるということが少し、わかりにくいかと思いますので、少し、説明したいと思います。

 紙敷66,65街区は市が購入したとなっていますが、正確には市の依頼を受けて、松戸市土地開発公社が金融機関から借金をして購入しています。

 松戸市はその土地の債務負担行為を事業目的を決めて設定しています。

 債務負担行為の設定とは公社が金融機関から借金をするときに、市が金融機関に対し最終的に債務を肩代わりすることを約束するものです。
 
 その時の事業の目的を「病院用地」から「街づくり用地」に変えるということで、これにより、今後は病院に縛られることなく、売却も含め様々な土地の使途が可能となります。

 また、市はその土地の事業化をする際には公社から①公社が購入した土地代金②金融機関からの借入金の利息③公社への手数料 の合計額を支払い、土地を公社から買わなければなりません。

 ですので、事業化が遅れれば、利息がかさみ、公社から買う土地代金は高くなります。

 現在、紙敷の土地は利息年4000万円+草刈り代150万円ほどの年間経費が掛かっています。

 私は現在でも一日当たり10万円以上の費用が発生していることを指摘し、早期の事業化促進のためにも、この事業目的変更にたいし、賛成をいたしました。

 また、賛成討論の場で「構想3(千駄堀、上本郷案)のうち、千駄堀案に対し、賛成する」と私は言いましたが、これには異論が出されました。しかし、昨年の9月議会で、委員会の中間報告として「構想③千駄堀、上本郷案は課題はあるものの委員会として尊重していく」ということを表明しています。それに基づき、先に急性期病院である千駄堀について議論していくとの認識ですので私としては意外でした。

 それにしても、これまでの委員会議論から「全会一致」での可決は驚きでした。

 議会最終日の採決の結果は追って、皆様に報告をさせていただきます。