10月1日に、約1か月間続いた9月議会が終了しました。
(病院予算可決!!)
9月議会では、懸案であった市立病院建て替え問題に大きな進展がありました。
最終日に採決が行われ、、千駄堀新市立病院の関係予算が賛成多数(議長を除く43名中、賛成:37、反対:3、退席:3)で、可決となりました。
主な予算内容は①千駄堀新病院の基本設計予算:7898万円②道路設計費:1600万円③周辺道路整備費:287.5万円などです。
そして、川井前市長時代に土地開発公社が、購入した紙敷旧65.66街区の土地について、その事業目的が、病院用地から街づくり用地へと変更することも決まりました。
もちろん、私を含め会派市民力4人全員が賛成しました。
(主な賛成理由について)
採決の前に、会派を代表して、私が賛成の討論をいたしました。そこで、会派の賛成理由を述べさせて頂きましたので、お知らせします。
①これ以上の病院問題の長期化を避けるため②建設費、収益予測とも許容範囲と思われる
③建設費以外の事業費が紙敷に比べ、低減できると思われる(千駄堀案では、現行上本郷の看護学校、医師住宅、保育所などが継続して使用可能)④千駄堀の立地:松戸のほぼ中央に位置⑤千駄堀案は敷地が広いので、将来の建て替えが現地で可能と思われる
以上、主に5点の賛成理由を述べさせていただきました。
(紙敷旧65,66街区の土地について)
また、紙敷旧65,66街区の土地の事業目的変更についても、賛成理由を話しました。
理由は、土地を維持しているための経費の存在です。
この土地は公社が借金で購入しているので、当然、利子が発生しています。また、更地のため草が生えるので、草刈り等の管理費も必要となっています。
平成23年度で見てみますと、年約4072万円の利息、約154万円の草刈り代となっています。
これを、365で割りますと、約116000円となります。
つまり、1日経つと、その分だけ経費が掛かり、税金が失われることとなると思います。
ですので、病院という目的に縛られることなく、他の用途での事業化、もしくは売却を含め1日でも早い事業化を進めたほうがよいと思っています。
以上の賛成理由を述べ、会派として賛成をいたしました。
(今の想いと今後)
今回の議案が可決となり、千駄堀新市立病院建設に大きく一歩踏み出したのではと思います。しかしながら、千駄堀が決して、決まったとまでは言えません。
今回では基本設計の予算が付いたわけですが、紙敷移転計画の時でも、基本設計の費用は可決されて、実際に、基本設計までは終了していたわけです。
それが、今回、急性期病院は、紙敷から千駄堀にと舵が切られたわけですので、これからまた、どんな、どんでん返しがあるかもしれません。
少なくとも言えることは、急性期病院が紙敷に建設される可能性は、かなり低くなったのではと思います。
住民投票の署名活動から、足かけ4年の月日が流れてしまいましたが、紙敷の移転計画には大きな疑問を抱いておりましたので、今回の議案可決については、病院問題の進展と合わせ、ほっとしています。
そして、まだ、千駄堀案は、詳細な事業費や、収支予測などはわかっていません。
これから、それらを一つ一つ精査をし、病院問題解決に向け、取り組んでいきたいと考えています。