悲しい!1月29日日経新聞、松戸市、24年全国で3位の転出超過

 1月29日、日本経済新聞の記事を見て、とても残念な気持ちとなりました。
 それは、松戸市がなんと、24年一年間で、全国の市町村において3位の転出超過数となってしまったとの記事があったからです。
 新聞2面で被災地の転出縮小との見出しで、2012年の1年間における、「全国47都道府県の転入、転出超過数」が報じられており、転入数1位はやはり東京都で56497人の転入数、逆に転出数1位は2年連続で福島県であったもののその数は前年から約半数になったとかかれていました。
 そして、転出超過数の第2位は我が松戸市のある千葉県で8188人とありました。
 やはり、原発事故以降の放射能問題が影響していることは明白と思い、次に、35面の地方版を見てみました。
 そこには24年1年間における全国市町村の転出超過数ランキングに関する記事があり、見てみると、なんと松戸市が2190人で第3位となっていました 2位は福島県郡山市ですので、これだけを見れば、放射能の影響かと思うのですが、1位はなんと、松戸のお隣、市川市でした。
 このことから単純にこの転出超過が放射能の影響のみでは説明がつかないと思います。

 昨年も、この転出超過(人口減)の問題は我が会派市民力で取り上げ、3月の代表質問で市に対し問いかけをさせていただきました。
 市の答弁でも、「単純に、放射能問題だけではないのでは」とのことでした。であれば、ほかの原因は?の問いに対し、「はっきりとした原因は現段階では答えられない。これからも研究検討していく。」とのことでした。

 我々も、この転出超過(人口減)は放射能のみではないと考え、はっきりとした理由は、今後研究するとして、今できることは何か?を考え、転入数を増加させるための施策、つまり、住む場所を松戸に選んでもらう施策、すなわち、松戸の魅力を高める施策の提案をさせていただきました。

 ちなみに、個人的見解としては、転出超過の原因としては、①短期的要因としては放射能問題、②中期的要因としては都内回帰都市間競争、③長期的要因としては、日本全体の人口減少、が挙げられるのではないかと思います。

 今回の記事から早速、担当課の方と話をさせていただきましたが、やはりまだ、明確な要因はつかめていないものの、重要な問題として認識して今後も研究していくとのことでした。

 いずれにしましても、転出超過、人口減となれば「財政逼迫=住民サービスの低下」につながることが予想され、未来の松戸にとってはマイナスなのは明白です。

 今後も、この問題を注視して行きたいと考えています。