和名ヶ谷クリーンセンターを見学、基幹改良工事進行状況をチエック!!

 先週、和名ヶ谷クリーンセンター(ごみ焼却工場)を見学させていただきました。

(少しピンボケですみません)
見学の目的は、約40億円かけて現在行われている基幹改良工事の進行状況を見る為でした。
特に、その工事の中で、私が注目しているのは、発電の為の蒸気タービンの更新についてです。
 ところで皆さんは和名ヶ谷クリーンセンターで発電をしているのはご存じなのでしょうか?
 実は私は、この基幹改良工事の議案(24,6)が出るまでは知りませんでした。
 しかし、我々の出すごみを燃やすことで電気が生まれていることを知り、感動し、大変に興味を持ちました。
 そして、この事から、昨年の9月議会で「和名ヶ谷クリーンセンターの発電事業」について一般質問をさせていただきました。
 




(現在の発電状況)   質問の答弁から、現在の発電状況として、発電量は年間1585万KW/hで、内クリーンセンタ―内の自家消費量が1320万KW/h、残りの265万KW/hを売電(電力販売)をしていることがわかりました。
 また、その売電先は全量、東京電力に約9.5円/KWで随意契約により販売していて、年2500万円の収入があることもわかりました。
(工事完了後は?)基幹工事が完了し、タービンが新しくなると発電能力が上がります。
 現行2238KW/hから3100KW/hとなり、年間売電量の見込みは265万KW/hから990万KW/hと大幅の増えるとされています。
 そこで、私は基幹改良工事終了後は、東電への随意契約は解消し、東電への売電価格(9.5円/KW)を最低価格として、競争入札で販売を行うべきと提案をさせて頂きました。
(入札をするとどうなる?)他自治体のクリーンセンターでのごみ発電による電力販売の状況を調べてみますと、随意契約で東電など大手電力会社に販売をしているところがやはり多かったのですが、中には競争入札により高く販売しているところもいくつかありました。
 一例として川崎市では入札により、1KW当たり約13円で販売をしていました。
 特に、震災以降、高値で取引がされている状況のようです。
 仮に、この川崎市の価格、13円で、工事後の和名ヶ谷の場合にあてはめ計算して見ますと、工事後は年間990万KW/hの売電量見込みですので、売電金額は1億3千万円と推定され、なんと現行よりも1億円増収となることがわかります。
 発電量が990万KWですので、売電価格が1円違えば、約1千万円違うことになります。
(原ゆうじの提案どうり、入札へ!)市もこの私の提案を受け入れ、工事完了後、1年の様子を見て
「27年度には東電への売電価格を最低価格として入札を行いたい。」との答弁をいただきました。
 こうした、質問をした経緯から、この改良工事の進行状況には興味があり、今回、工場の見学をさせて頂いたわけです。
 私の急な見学要請にこたえていただきましたクリーンセンターの皆様、本当にありがとうございました。感謝、感謝です。工事の進行も予定通りと確認でき、ほっとした一日となりました。
更新される新蒸気タービン
発電の心臓部























こちらは焼却炉の内部写真。
めったには見られないそうです。