9月議会終了!三セク債活用&土地開発公社解散議案、否決! 信じられない!!

 10月1日、約1か月間続いた9月議会が終了いたしました。
 最終日は様々な議案が採決をされました。
 採決の前には、討論が行われます。
 今回は重要議案が多かったせいか、20人ほどの議員が討論を行いまいた。
 私も、三セク債活用&公社解散議案について、もちろん賛成の立場で討論を行いました。
 三セク債活用の優位性を強く訴えました。具体的には、金利が安くなること(市試算では現行よりも10年で約7億円の金利差)、変動金利から固定金利になり、金利上昇の金融リスクを防げること、他の自治体でも多く採用していることなどの点を話しました。
 公社の存在意義がなくなってきていることも訴えました。
 例えば、公社解散後も土地先行取得については別の方法(土地開発基金や先行取得債など)があること、公社の土地購入件数が激減していること(直近の10年間ではわずか4件)
全国の土地開発公社の相次ぐ解散の状況などの点を話しました。
 
 更に、この2年間、駅頭などで話した市民の皆さんの素朴な意見、疑問についても、話をさせて頂きました。
 市民の皆さんとの会話で、多くの方に言われたのは
①(公社借金の利息支払いをしていない時期があったことについて)
なぜ、市(公社)は土地を借金で買って、利息の支払いをしなくても土地が差し押さえにならないのか?我々、民間であれば、利息と元本の支払いが滞れば、金融機関にとられてしまうのに。
②(現在の市の対応、公社借金の利息のみの支払いについて)
単純に考えて、借金をしたなら、利息だけでなく元本を返していくのは当たり前ではないか
三セク債は借り換えで、10年で返済していく仕組みなので、こちらのほうがわかりやすい。
などの声をいただきました。

 委員会審議の中では三セク債では、「毎年8億円の大きな支払いとなるので、市民の理解が得られないのではないか」という意見もありましたので、先ほどの市民の方から頂いた意見や疑問の話をさせて頂き、今の市の対応のほうが理解されないのではと訴えさせていただきました。

 しかしながら、採決では、多勢に無勢、賛成12人、反対31人で否決となってしまいました。

 反対討論では、反対理由はありましたが、公社の塩漬け土地をどうするのかといったはっきりとした解決方法の対案はなかったと私は感じました。

 さてさて、この先、この公社長期保有地問題、塩漬けの土地は一体どうなっていくのでしょうか?