10月7,8日 静岡県磐田市、藤枝市 視察に行って来ました!

 10月7、8日静岡県に、「防災(減災)対策について」をテーマに、総務財務常任委員会の視察に行ってきました。
視察初日の7日には、磐田市にお邪魔しました。
磐田市天竜川の東岸に位置し、南には遠州灘を望む人口約16万6千人の街です。
東海地震南海トラフ巨大地震が想定されるということで、防災に力を入れている街でもあります。
東海地震については、マグニチュード8程度、南海トラフ巨大地震マグニチュード9程度の大きさの地震を想定し、それぞれについて、被害を最小限に抑える対策を備えていま                                         した。
今回は、主にそれら地震対策について学んできました。
磐田市は南北に長く、北方面では、土砂災害、南方面では津波というように、同じ市の中でも、想定される被害が違うため、それぞれについて対策を、正直、松戸市よりも危機感を持って練っていることが、先方のお話から伝わってきました。
(左は、新築の防災センター)


大規模災害時に使用される災害対策室(左写真)がこの防災センターの中には設置されていました。
実際に見学をして説明を聞きましたが、やはり、松戸市との違いを感じ、危機感が違う、設備も全然違うことを痛感しました。
また、市民の防災意識も高く、自主防災組織の結成率は100%とのことでした。
松戸市は78%、H24)


また、磐田市の一部が、現在休止中の浜岡原発の30キロ圏内ということもあり、防災計画の中には原発対策もあり、左写真のように、災害対策室の中には、原発事故時を想定した緊急連絡システムも設置されていました。



視察の最後に、防災センター地下にある災害対策用品の備蓄倉庫を見学しました。
こちらも、発電機が10数台あるなど、その充実ぶりに驚きました。
こちらでも、松戸市との差を痛感しました。
おそらく、委員会のメンバーも同じように驚いたのではと思います。
松戸市防災対策の現状を見直さなければならないと思いました。

翌8日は、同じく静岡県内の藤枝市にお邪魔しました。
こちらは、地形的に津波の対策は、必要がないところでしたが、やはり、説明を聞き、防災に対する意識の高さに驚かされました。
自主防災組織の結成率も高く、また、他自治体との連携にも力を入れていることがわかりました。
白石市との災害時のホームページの代理掲載システムや宮古島市との行政データー相互保管システムなどを説明され、これなどは松戸でもすぐに採用すべきではと感じました。
今回の視察を通じ、松戸市の防災への対策がまだまだであることがよくわかり、早速、関係課に今回の視察内容を伝えていかなくてはと思っています。