会派市民力、視察報告 岐阜可児市編!進めよう!賛否の公開!

 報告が遅れましたが、15日、16日と会派市民力で台風のあらしの中、岐阜、静岡と視察に行ってきました。(下、人口約10万人の可児市議会議場、コンパクトな感じ?)

まずは15日、岐阜県可児市に「議会改革」についてを報告します。
 可児市では、議会改革の中で特に市民への公開についてを中心に調査をしました。
 可児市では、近年、議会改革に力を入れており、議員の議案に対する賛否の公開や、議員全員による議会報告会の実施、市長の反問権(議員の質問に対し、答弁だけでなく反対に質問が出来る権利)
など、松戸では実施されていないものが、24年12月制定の可児市議会基本条例にすでに盛り込まれていました。
 左写真でもわかるように最奥部に議長が座るのは松戸でも一緒ですが、議員の質問等で登壇する場所は議席の前にあり、市長をはじめとする執行部(市幹部)と対面する形となっています。
 議長の前の檀上では市長など執行部が立つ場所となっていて、この議場の造りからも、「議論の充実」に重点が置かれていることがわかりました。

 更に、上記写真を見て頂けたらわかるように、傍聴席後ろ上部にカメラが設置されています。また、議場の前の部分にもカメラが設置されていました。(ちなみに松戸では議場横の部分に設置されています。)
 これは、議員の議案に対する賛否公開に一役買っています。
 可児市では議員の賛否確認を機械に頼らず、職員の目視で行っています。
 重要な賛否確認ですので、目視で確認したのち、このカメラを使って議員の賛否態度を再確認しているそうです。(エライ!)
 
 松戸の場合は、議員の席は映されていません。というか、映していないので、このような確認の方法はとることが出来ません。
 以前の「賛否公開を求める陳情」に対する審議の中でも、議員の賛否確認の方法が確立されていないというのが反対理由でありましたが、可児市のようにカメラを使ってする方法や、のちに議員に対し議案の○×を書面で確認する方法も他の一部、地方議会ではとられています。
 今回の視察でさらに議案の賛否公開の必要性を感じ、逆に、なぜ、自らの賛否の公開を進めないのか、公開が進むことに何か問題があるのか、松戸市議会の市民への公開への消極的な態度に?????疑問がさらに深まりました。 (残念!)