最近、地方議会についてのニュースをよく見かけます。
皆さんもご存知と思いますが、都議会のセクハラ野次騒動、そして、兵庫県議会議員の政務調査費問題のニュースです。
都議会のセクハラといわれても仕方のない野次ですが、こちらについては言語道断、許されないことと思います。
松戸市議会でも野次はありますが、このような内容の野次は聞いたことがありません。
正直、びっくりです。
また、少し気になりましたことが、二つあります。
一つ目は、野次そのものについてですが、都議会議委員のインタビューを聞いていた中に、「野次そのものはあってもよいと思うが、今回の、、、」と答えていました。
私は野次そのものはあってもよいとは思っていません。悪いものとしてとらえています。
今回の6月議会では、こうしたニュースが流れていたことのせいか、実は野次がなく、本当にやりやすかったです。
北松戸保育所、移転案については、議会の大方の立場と違い賛成の立場でありましたので、正直、最終日の討論では、野次がすごく来ると覚悟していましたが、今回は全くありませんでした。
議会は、議論する場でありますので、当たり前ですが、その議論の中身で勝負です。ですので、野次によって、その内容が聞こえなくなることは、あってはならない、勝負から逃げているとも思います。
一部の都議会議員が野次を容認しているともとれる発言については、とても疑問に思っています。
また、その後の真相究明がはっきりとなされていないこともとても気になりました。
真相究明がなされないのは「議長と問題発言の議員が同じ会派、しかも最大会派だからではないか?」といった見方がテレビでは報道されていましたが、事実はわかりませんが、あるとすれば都議会の少数会派も手を緩めず、例えば議長の不信任決議案を出す等の徹底抗戦をしてほしいと思いました。
いずれにしてもうやむやにするのは、今後のことを考えても得策ではないと思います。
さて、二つ目は兵庫県議会議員の政務調査費についてです。
こちらのほうは、多くの方から「松戸はどうなっているの?」と聞かれました。
そこで、少しこちらの事にも触れておきたいと思います。
その額についてですが、報道では兵庫県の県議会議員の政務調査費は月50万円とされていましたが、松戸の場合は、月5万円です。
そして、内、1万円については交通費、通信費として領収書の添付は義務になっていません。
残り4万円については、細かなルールがあり、もちろん領収書添付義務が基本です。
そして、政務調査費が余れば、返還となるわけです。
毎年、5月には会計責任者会議が開かれ、チエックが入ります。
私が議員になり3年半が経ちましたが、大きな問題は発生していません。
ちなみに、我が会派「市民力」では会派費として月に1.5万円徴収していますので、個人で使うのは、月2.5万円(通信、交通費1万円除く)となります。
ビラを3万枚刷れば約10万円は掛かりますので、この額だけでやりくりするのは私の場合は出来ません。
自分の持ち出しとなっているのが現状ですが、私は当然と思っています。
正直、県議のほうが多すぎるのではと思っています。
いずれにせよ、市、県とも税金を使うことなので、しっかりと明確にその使途は公開されなくてはと思います。
報道では、議員の「号泣」についてばかりクローズアップされていますが、政務調査費の額についてもしっかり適正なのかといった報道もしていただきたいと思っています。