9月30日火曜日、約1か月間続いた9月議会が終了しました。
最終日は、各議案採決が行われ、我々が提出した「議員定数削減議案(44人から40人へ)」が採決の結果、「継続」となってしまいました。
「継続」に反対は我々市民力の3人を含め11人、「継続」に賛成は30人でした。
信じられません。
「継続」ということですが、それは事実上の4年間先送りです。
それは、議員定数の変更は、原則4年に一度行われる市議会議員選挙ごとしかできないからです。
今度の市議選は11月16日投票日ですので、その前の最後の議会は今回の9月議会でした。
ですので、今回の9月議会で決めなければ、今後、仮に定数を変更しようとしても、少なくとも次々回の市議選(2018年11月)以降にでしか原則できないということになります。
今回の結果から、継続=4年間は現状44人維持ということになってしまいました。
もう一度言います。 信じられません!
このブログで紹介しましたように、千葉県内の市議会は定数の削減を自ら進めています。
削減率トップの富里市では削減率は40%、2位の浦安市では38%、我が松戸市議会は県内37市議会中37位、最下位です。
今回の「継続」という採決結果により事実上、この最下位が4年間は続くということになります。(どこかの議会が議員定数を増やせば別ですが、、、ありえない、、)
選挙が近くなるにつれ「市民の声を第一に!」とか「市民の声を市政に!」といったフレーズを街頭演説等でよく耳にします。
ということは、継続に賛成した議員の方々は、「議員定数は4年間現状維持」=市民の声だと思っていらしゃるということなのでしょう。
少なくとも私は「定数削減を望む市民の方々のほうが多い」と確信をしています。
昨年の12月からこの定数を話し合う協議会が議会内で組織され、9月議会直前まで話し合いがされていました。
その間は話し合いの途中ということですし、その協議会には会派代表で山中議員が出ていました。
会派代表が出ているのに、この定数削減について一般質問などは出来ませんし、ましてや今回のように議員定数削減の議案などは出すことなどは出来ようはずもありません。
そしてその協議会で「定数削減については意見がまとまらなかった」という報告が協議会委員長から9月議会前に出されてしまいました。
その委員長報告があってからですので、議案提出は、今回の9月議会でしか出すチャンスがありませんでした。
そういった意味で4年間でたった一度きり!?の定数削減のチャンスでしたので、今回の結果はがっかりです。
議員定数について、市民の声は本当に「現状維持」だったのでしょうか?それとも「定数削減」だったのでしょうか?