昨日、4日間にわたって行われた28年度予算委員会が終了しました。
予算委員会は、各会派から会派人数によって委員を選出します。
会派人数3人に一人の割合で、委員が選出できるルールになっており、我が会派市民力は4人会派ですので、委員として一人出すことができ、昨年に引き続き私、原が委員として予算委員会に臨んでいました。
予算総額1524億8000万円!過去最大!
28年度の一般会計予算総額は、1524億8000万円で昨年に引き続き過去最大を更新しました。
27年度予算額は1417億2000万円でしたので、107億6000万円の増額、伸長率はなんと!7.6%の大型予算と28年度はなっています。
膨れる福祉関係予算!民生費が全体の約半分!47.6% 内訳は1位:民生費約656億円 2位:土木費約209億円 3位:教育費153億円となっており、昨年に引き続き民生費が予算総額の半分程度47.8%を占めることとなりました。
27年度は2位は教育費だったのですが、今回28年度は土木費が、前年度比56.8%の伸びで2位となっています。
ちなみに民生費とは主に福祉関係の予算で、生活保護、高齢者、障がい者福祉、子育て関係(幼稚園や保育所)に関する予算で、近年、どんどん増大をしています。
例えば、生活保護費(正確には扶助費といいます)は、前年から約7億1000万円増えて、約169億1000万円となりましたし、保育所費も前年から約11億円増えて約112億円となりました。
土木費急伸!前年比56.8%増!
相変わらず増え続ける民生費は最近は毎年のことですが、今回の予算で特筆すべきは土木費が56.8%も増えたことです。
実はこれは、私が以前にょり提案していた土地開発公社の解散が予算化され、伴い、塩漬け土地の買い戻しに、約60億円かかるのと、小中学校の冷房化工事で約31億円が予算化されたことによるものです。
増える借金!市債約1596億円に! こうしたことで使うお金が増えた結果、市債(市の借金)は前年比9%増、131億円アップの約1595億円となる予定です。
公社の解散に伴う60億円は、公社の借金(いずれ市が払うもの)が市の借金と付け替えられただけなので単純に、借金が増えたとは言えないとは思いますが、それでもこれを除いても70億円ほど増えたわけで、さすがに大丈夫か?と不安にもなります。
こうしたように使うお金(歳出)が増大する一方で、入ってくるお金(歳入)はどうかというと、市税収入は670億円で前年からわずか5億円、率にして0.8%の増しか見込んでいません。
収入は固く見積もるのが原則ではありますが、使うお金が増え借金が増える一方で入ってくるお金はほぼ前年並みということなので、こちらも大いに問題と思います。
さてこうした一抹の不安を覚える28年度予算ですが、私が提案したものが少しづつではありますが予算化され実を結ぼうとしています。
次回から、具体的な気になる事業について、書いていきたいと思います。
ご期待ください!?