6月議会終了!市立病院運営審議会設置議案可決!2市立病院の今後、また先送り?なんでだよ!

 昨日で約1か月間続いた6月議会が終了しました。

 異例中の異例?で、昨日の最終日に議案第10号、第11号「市立病院運営審議会設置について」が急きょ出され、市立病院特別検討委員会を開催して審議したのち、採決が行われ、残念なことに賛成34人、反対9人(政策実行フォーラム6人、無所属3人)で可決となってしまいました。

 今年の12月末には千駄堀新病院がオープンしますが、それと合わせ、上本郷の現病院は今後の活用策がないまま、立ち入りができぬよう塀で囲んでそのまま放置、空き家の状態となってしまいます。
 時間はあと半年しかないのに、委員の任期が2年の審議会をこれから設置して「現在の2市立病院の今後をどうするのか」を決めていくことになってしまいました。
 なので、どうやら少なくとも2年以上は、上本郷の現病院は空き家のまま放置が決定となってしまいました。

 審議会の委員(メンバー8人)は、大学教授など外部の有識者を考えているとのことで、これでは、正直、病院、市と自分たちで決めずに、大事なことを丸投げして決めてもらう!?としか市民の人たちからしてみれば、映らないのではないかと思ってしまいます。

 それにしても、なんで、今から?
 と思い、コンサルタントからの調査結果が出た、昨年の3月以降、どんな話し合いがあったのか?どこまで決まったのか?何が問題、課題だったのか?と質問をしましたが、答えはちぐはぐ、、、、では、市と病院で何回話し合ったのか?と聞いてみれば、なんと2回!とのこと。いやはやもうあきれてしまいました。
 さらになんで?と聞けば、「千駄堀新病院の立ち上げで忙しかったから」とのことでした。
 だったら、もっと早くに設置をすればよかったのにと思いきけば、また「忙しかった」との返事。

 本当に信じられない!!
 また、このまま2年で審議会設置となれば、答申が出て、病院&市で意思決定され、その案が議会に出てきて審議し決定となると思われ、その間、少なくとも3年〜4年は赤字の東松戸病院は継続となります。
 となれば、年間約10億円、4年で40億円?もの税金投入がされるのと同時に、耐震性に問題のある建物での診療が続くことにもなります。
 そもそも、病院の建物の耐震性不足から市立病院の建て替え問題は始まっています。
 されは、患者や職員の皆さんの安全を確保するという大目的があればこそなのに、委員会設置で時間をかけるということは、その安全よりも委員会審議のほうが優先される気がしてなりません!

 はっきり言って、おかしい!!と思います。

 委員会の答申は31年度末(32年3月末)に出るようで、そこから決まるのはいったいいつになることやら。

 それにしても、約3000万円をかけたコンサルタントの調査ですが、結局、一度もその結果をもとに、我々議会の委員会では話しあうことはありませんでした。

 3000万円、少なくとも、私は大金だと思っています。