28年度病院決算に反対しました!残念ながら、、、

 一昨日の9月議会最終日の採決で、28年度病院決算の認定に反対をしました。

 皆様ご存知のように、今年の年末、12月27日に千駄堀新病院がオープンします。

 総額約300億円というとてつもない金額で建てられた病院、市から示された収支計画では、開院後13年目に黒字になるということになっていますが、これにはいくつかの条件があります。
 その中で、最も収支計画達成に重要なのが、予定通りの入院患者確保です。

 計画では、開院後3年で病床の90%稼働が前提となっているので、新病院は600床ということは、600×90%=540人! 一日平均で540人の入院患者がいることが絶対条件となります。

 ところが、今回の決算の数字は、一日平均で430人という結果でした。

 540−430=110人 一日当たり110人今よりも増やさなければなりません!
 ちなみに計画ではおよそ一人当たり66000円の入院単価を見込んでいますので、66000×110=26億4990万円! 現行よりも収益を上げなければならないことになります。

 病院の経営健全化計画では、28年度は一日当たり519人の入院患者数を見込んでいましたが、結果は430人ですので全く足り何のが現状です。

 市に対し、「民間病院の相次ぐ新設増床で、患者確保ができるのか?」と質問しましたが、「入院待ち患者は現行でも300人を超えている」との答え。
 ベットは空いているのになぜ?入院待ちなのか?とあきれるばかりです。
 患者確保の具体策も見えず、このままでは新病院オープン後も、大赤字になるのではと心配です。

 私からは、「緊急性の高い3次救急の患者さんだけでなく、1次2次救急の患者さんも確保するように手を広げなければならないので、救急車対応を消防にきちんと依頼すべき」と話をさせていただきました。

 3年前の11月、店の前(住所は上本郷)で転倒して、古傷でもあるじん帯を損傷し、動けなくなり、人生初めての救急車にお世話のなりましたが、なんと、同じ上本郷町内の市立病院ではなく、常盤平の千葉西病院に運ばれたことがあります。
 なぜ?近くの市立病院ではないのか?と思ったことを思い出しました。

 患者さんのためにも、近くであれば、救急車の受け入れをもっと積極的に行うべきと「今更」のことができていないことが歯がゆいところです。

 順調とは思えない新病院経営に警笛を鳴らす意味でも決算には「反対」をさせていただきました。