委員会で視察に行ってまいりました!堺市編

 10月24日、25日、1泊2日で大阪府堺市豊中市に視察に行ってまいりました。

 今回は、健康福祉常任委員会のメンバー11人での視察です。
 (立派な市役所にびっくり!)

 まず初日の24日は堺市に視察テーマ「ダブルケア」の調査研究でお伺いしました。

 さて、ダブルケアとは?ですが、ダブルケアとは、育児と介護を同時に行うことで、その背景には近年の晩婚化に伴う出産年齢の上昇があるようです。

 平成25年の国の調査では、対象となる人は全国で約25万3千人いるとされ、これを人口約84万人の堺市に当てはめると、約1600人いると推定されるとのことでした。

 育児と介護、どちらかでも大変なのに、それが両方なのですから、本当に大変!ということが容易に想像されます。
 加えて、費用がかさむことも想像されるので、仕事との両立も考えなければなりません。

 そこで、堺市では、市長の号令で、まず、実態調査。その結果から、子育てと介護の相談を同時にできる相談窓口の設置を昨年から始めたそうです。
 さらに、従来からの「子育て、介護サービスの充実」に加えて、ダブルケア対象者には「保育所介護施設の優先入居」を可能にしました。

 また、育児、介護離職防止のため、企業に対し、ダブルケアへの理解を求め、ダブルケア対象者への支援も要望する活動も始めたとのことでした。

 このダブルケアの問題は堺市だけのものではもちろんなく、松戸でも同じような境遇で苦労されている方々が多くいることは間違いないところかと思います。

 このダブルケアについては、委員会で来年まで研究していくこととなっていますので、しっかりと研究し、できれば来年を待たず、調査や育児、介護の相談窓口設置まではできるようになればよいと考えています。

 それにしても、想像しただけで本当に大変なダブルケア、しかもその対象者が確実に増えるのは明白で「早く何とかしなければ」の想いを強くし、次の視察先である豊中市に向かいました。

  (市役所内部)