野良猫を救え!猫殺処分を考えるイベントにパネラーとして参加

 3月22日金曜日、午後6時から「野良猫の殺処分を考えるイベント」にパネラーとして参加しました。

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野良猫殺処分問題を考えるイベント

 現在、松戸市では野良猫の去勢、避妊手術に補助金を支給し、地域猫活動を展開しています。

 地域猫活動とはTNR活動ともいわれています。(T=Trap捕獲、N=Neuter不妊去勢手術をして、R=Return元の場所に戻す)

 去勢不妊手術を受けた猫は、これ以上増えることなく地域猫として(野良猫平均寿命4~5年)その一生を全うすることになります。

 また、保健所やセンターで殺処分される猫の大半は生まれたばかりの子猫のようです。

 こうした殺処分される不幸な猫を増やさず、かつ、地域から野良猫をなくし環境の保全を図ろうとする活動が地域猫活動です。

 イベントはまず約1時間、地域猫活動の状況を国内、海外に分け紹介するビデオが上映されました。

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可愛い猫がたくさん出てくるビデオ。しかし、殺処分の事実も放映され絶句!

 こうした地域猫活動ですが、課題も多く、なかなか普及してはいません。

 その課題はというと、地域猫活動の認知度が低いという課題と去勢不妊手術の自己負担が大きいという課題の二つが特に大きな問題と思っています。

 現在、市ではオスの去勢手術に5000円、メスの不妊手術に7000円の補助金を支給していますが、これでは足らず持ち出しが多い状況となっています。

 実は私もこれまで野良猫メス2匹の不妊手術を行いましたが、手術代は約3万円かかりました。ということは自己負担は23000円ほどになります。

 これでは年に数匹が限界になってしまうのではないでしょうか?

 

 また、野良猫に、餌をあげ少し慣れさせてから捕まえて病院に運ぶことになるのですが、実はこの餌やりの行為が地域猫の認知度が低いせいもあって単なる無責任な行為として世間からは誤解されてしまうことも多いようです。

 せっかく良いことをしていると思って言えるのですが、、、、

 さて、こうした二つの課題をどうするか?

 補助金については他市の事例も見てもほぼ同等のようであり、これ以上の予算確保(現行年間約150万円)は財政難の折、市に提案しても正直厳しいと思っています。

 

 ビデオ終了後、参加者との質疑応答となりましたが、やはりこの二つの課題についての質問がありました。

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会場の皆さんの質問に答える原ゆうじ

 私としてはズバリ!ふるさと納税制度でこの「地域猫活動」を寄付メニューに追加することで解決に近づけるのではと考えています。

 一部、こうした考えを披露させていただきましたが、「是非、進めてほしい」とのうれしい言葉もいただきました。

 

 早速ですが、次回の6月議会、一般質問の場で、市に提案をしたいと思っています。

 夜9時を過ぎてしまいましたが、1匹でも野良猫の殺処分がなくなればと願いつつ会場を後にしました。

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今回のイベントに参加した市議と最後にパチリ!