上本郷病院跡地、市の説明会に参加!2時間熱気ムンムンでした!

 一昨日の日曜日、7月7日PM2時から、市立病院看護学校で「上本郷病院跡地の売却について」病院主催の説明会がありました。

 

 当日は雨の中にもかかわらずほぼ満員の約100人以上の方々が参加されていました。

 

 説明会冒頭、まずは病院側からの説明が下記のように行われました。

 

1:構想3案の取り下げに至った経緯について

2:売却対象不動産の概要

3:跡地売却の方針

4:売却へのスケジュール

5:サウンディング型調査について

6:質疑応答

 

 説明会のタイトル通り、市は病院跡地約4400坪を一括で売却したい方針で、その手法はサウンディング型調査(8月中)を行いその後公募型プロポーザルを行い3月には売却先を決めたいとの説明でした。

 

サウンディング型調査とは?

 売却の前調査で行うもので、購入の可能性がある事業者と事前に事業内容や提案の内容を聞き、市が希望する考え方との整合性を高めていくものです。

 

公募型プロポーザルとは?

 契約の相手方(委託先や売却先ばど)の決定方法の一つで、単純に値段の一番いい条件(売却の場合は一番の高値)をつけたところに決めるのではなく、提案(事業)の内容と値段(売却の場合は売却価格)の両方を総合的に勘案し、広く公募により相手先をつの言ったうえで決めるというものです。

 今回は、地元から地元に役立つ施設として医療関連施設誘致の要望が出されており、病院側もこの要望を考慮すると答えていますので、この点が提案内容にどの程度配慮されているか?も決め手の一つになると思われます。

 混とんとする説明会

 当日は病院側の説明が一時間弱、その後、質疑応答が約Ⅰ時間強行われましたが、その質疑応答では何度か紛糾する場面が見られ、とてもスムーズな説明会とはいいがたいものでした。

 その理由は、まず「なぜ売却なのか?」という根本に対する説得力ある説明がなされなかったからと思いました。

 地元からすれば、その昔。区画整理により苦労して拠出された土地に建てた病院との思いがあり、しかも街の中心にある大きな土地ですので、大切にしたいとの気持ちが強く、簡単に売却されることにそもそもの抵抗があると思います。

 仮に売却し病院の借金返済に充てるのであれば、どの程度の価格で売却し、どの程度借金返済に貢献できるのか?を示し、売却の必要性がきちんと説明されなければ賛同は難しいのではと思いました。

 しかし、質疑応答の中では、病院事業の借金は総額約260億円とのこたえはあったものの、では売却益はいくらになろそうなのかについての言及はありませんでした。

 となれば、売却目的を「売却益を借金返済に充てる」としながら、実際にはどの程度達成されるのかがわからず、売却の必要性に対する説明としては不十分だなと思いました。

 

 質疑応答の中で、「今、市役所の移転で新たな土地取得の話が出ていると聞いているが、病院跡地を安くしか売却できないのであれば、この土地の市での活用を考えた方がよいのではないか」との意見が出ました。

 正直、私もそう思います。

 そもそも、耐震性のない建物である東松戸病院を存続し、逆に耐震性に課題の無いか上本郷病院跡地2~5号館を売却することにも納得はいきません!

 市民優先と、聞くのを我慢はしていたのですが、我慢できず最後に自ら質問をしてしまいました。

 「千駄堀新病院が開院後、上本郷跡地はそのままの放置の状況が1年半も続いており、病院周辺の治安に対しての不安や、商店には悪影響が出ています。

 なぜ、このような放置が続いたのか?について

原Q:一般的に引っ越し先が決まれば、元の家をどうするかは引っ越し前に決めておくのが普通と思う。なのになぜこうした放置の状況となったのかお聞きする。

 まず、取りやめとなった構想3案(東松戸病院を廃止し、上本郷病院跡地にその機能を移転)の検討を議会(病院委員会)で何回審議したのか?

市:答えなし  

原:一回も審議されなかったのが事実と思います。

  次に、閉院後放置状況のためかかる早期の決定であれば本来いらなかった費用、警備費用の総額は?

市答え:約1億1000万円の見込みです。

原:決定が遅れたことにより発生した跡地周辺への悪影響、警備費用1億1000万円、こうしたことに市として反省はあるのか?

市:申し訳なく思っている。

原:であれば、しっかりと責任者、本郷谷市長が来て説明すべきではないか!

  次回説明会、9月の時は来ると約束できるか?

市:そうした要望は必ず市長に伝える

 

 こうした私の質疑の後、1名の方が質疑して説明会は終わりましたが、帰途の際、「納得いかない」「よくわからない」といった声が聞かれました。

 

 私も「上本郷現地建て替え」の公約を掲げた現本郷谷市長を応援した一人として、その本意であった「使える建物2~5号館を使わないのは税金の無駄!」の部分について、しっかりと市長の口からその説明を聞きたいと思っています。

 

 9月議会では今回の説明会を踏まえしっかりと市に聞いてまいりたいと思っています!特にこの病院問題については中途半端な終わり方はしてはいけないと誓っております!