名古屋市内に宿泊し、朝、どしゃ降りの中、名古屋市役所へ行きました。
名古屋市役所へお伺いするのは2度目で、8年ぶりの訪問です。
さて、今回のテーマは、
1:福祉人材育成支援事業
2:介護ロボット等活用推進事業
の二つです。
名古屋市もそうだし全国的にも介護や福祉に携わる従事者は不足をしています。
それはもちろん松戸でも例外ではなく高齢化社会を迎え、需要と供給のギャップはますます大きくなっており、2025年には、全国で約31万人の介護人材が不足するといわれています。(経産省の研究報告書より)
そこで、いかに介護や福祉関係に従事する人材を増やすか、また、定着させるかを研究するための視察でした。
名古屋市では、そうした人材の育成支援のため、従事者のキャリアアップのための研修や資格取得のための費用に対し4分の3を助成する事業を行っています。
こうした資格を取りキャリアアップすることで収入が増え、離職を防ぐことにつなっがているとのことでした。
年間約1000人に対し助成を行っていて、年々増えているとのことで、着実に成果を上げているようでした。
また、介護従事者の負担軽減のための「介護ロボットの活用」についても市が率先して介護事業者からの相談にのるなど、介護事業者へその導入の後押しをしているとのことでした。
こちらの事業は、今年始めたばかりで成果はこれからとのことでしたが、介護ロボットの価格がいくらで、たいしての効果がどの程度あるとの検証が進めば、導入も促進され、介護従事者の負担軽減=離職の防止=介護人材の確保につながるのではと思います。
なので、こちらも松戸での実施に向け、担当課と話をしてみたいと思っています。
ただ、正直、人材確保の一番の策はなんて立って、待遇改善ではないかとも思いつつ名古屋の街を後にしました。