新拠点ゾーン(市役所移転先候補地)開発、本格化? 議員全員協議会開催される!けどね、、、

 今週火曜日、1月19日午後から「新拠点ゾーン整備基本計画」について、市から議員への説明の場として、全員協議会が開催され話を聞きました。

 

 新拠点ゾーンは、松戸のイトーヨーカ堂裏、中央公園一帯を示す地域で、市からの説明では、①市役所②松戸駅周辺の公共施設、図書館、市民会館など③民間商業施設など

の建設を行いたいとしています。

 

全体像がいまだにわからない最終案?

 そして今回は、新拠点ゾーン開発の内、先行して行いたいとする市役所の移転を柱とする「新拠点ゾーン整備基本計画の最終案」が市から説明されました。

 

 しかし、、、、

 今回明らかとなったのは、市役所移転の部分だけで、②、③の部分はどうなるのかは、今回の最終案でも

未定となっています。

 

 つまりは、新拠点ゾーン開発で総額いくらかかりそうなのか?市役所以外何が出来るのか?民間施設の誘致はどうなるのか?はいまだにわからずじまいです。

 

 これで、はい!最終案です!っていわれても、、、正直、困惑です。

 

新拠点ゾーンへの市役所移転は本当に早いのか?

 市役所は、耐震性に課題があり、その建て替えは人の命に係わる問題なので、優先的に話を進めなくてはなりません。

 しかし、新拠点ゾーンは、国有地の取得(約27億円見込み)や、基盤整備(道路、公園など約65億円見込み)が必要とされています。

 

 いくら市役所の建て替えが早急に必要だからと言って、これら多額の費用をこの先施設整備でいくらかかるかわからないのに、いいか悪いかの判断はできないと思っています。

 また、この新拠点ゾーンは、高低差があることから、地盤整備などの基盤整備が先に必要で、このために順調にいっても市役所建設の着工は令和7年、完成は9年となることが今回の計画では示されています。

 一方で、現地建て替えなら、少なくともこうした基盤整備は不必要なので、もっと早く建て替えが可能なのでは?と思えなくもありません。

 

心配な松戸市財政!

 そしてもう一つ、市のお財布が心配です。

 コロナによる影響で市税収入が減るのは避けられないと思います。

 加えて今、市は、新拠点ゾーン以外に、新松戸の区画整理事業&快速停車事業

新ごみ焼却炉建設などの大型事業を進めようとしています。

 そしてこれら事業の総事業費も明らかとなってはいません!

 

 なので、収入がどのくらい減るのか?と大型事業全体でいくらかかるのか?がわからない、市の財政見通しがわからないのに、今、新拠点ゾーン予算を本当に認めていいのか?と思っています。

 

新拠点ゾーン開発、新松戸の開発、決して悪い事業ではないが、、、今の状況で進められるのか?

 他の自治体では、計画中の公共施設建設を中断してまでも、猛威を振るうコロナ感染の対策にお金をつぎ込むところも多い状況です。

 

 ここは、コロナ対策と人の命に係わる市役所の建て替え、生活に欠かせないごみ焼却炉建設を先行して行い、それ以外は少し冷静に判断すべきと個人的には考えています。