今回の代表質問でも、質問が集中したのが、今松戸市が進めようとしている大型3大事業についてでした。
大型3大事業とは?
もうご存じの方も多いとは思いますが、3大事業とは?
1、新拠点ゾーン開発事業(市役所移転候補先)
2、新焼却炉建設事業
です。
新拠点ゾーン開発の基本計画が策定!市は是が非でも進めたい?
この中で、先行して市が行うとして、すでに予算がついて一部進んでいるのが
3の新松戸の事業、そして1の新拠点ゾーン開発事業です。
又、概算費用など何も示されず手付かずなのが2の新焼却炉建設事業です。
そして、先行する新松戸に続いて、今回、基本計画最終案が策定され、来年度予算として、初めて事業費(区画整理の設計予算)の計上があったのが、新拠点ゾーン開発の事業についてです。
3大事業の莫大な事業費の見込みがわからないまま進めていいのか
このように市が進めようとしている3大事業ですが、実は、それぞれの事業費の詳細は不明のままです。
新松戸の区画整理事業は、区画整理事業そのものの総事業費は約181億円見込みですが、市が区画整理事業と一連としている「快速列車停車事業」はその詳細や事業費はいまだ不明のままです。
又、新拠点ゾーンの事業は、市役所の移転部分については、概算費用の見込みは出ていますが、その後の事業である図書館、市民会館建設などの文化ゾーン開発(市は第3段階の事業と呼んでいます)部分は、いまだに不明です。
新焼却炉建設事業は、その規模や費用は何もわからない状態です。
しかし、莫大な事業費が予想される3大事業、果たして市の財政は持つのか?
こうした疑問が以前より議会側から出されており、我々会派でも、一貫して、概算事業費が不明なままでの予算は認めないとする態度をとってきました。
質問が集中した市役所移転事業! 現地か新拠点への移転か!
しかし市は、今回、強引に?新拠点ゾーン開発の基本計画をまとめ、ゾーン全体の区画整理設計予算を計上し、そのうえで、耐震性がなく早急な対応が必要な市役所建て替えを先行して行いたいとしています。
そして、市が出した基本計画でも、現地建て替え案との比較が一応出されていますが、多くの疑問があるもののなぜか、結論は、新拠点ゾーンへの移転が望ましいとしていて、正直、フェアな比較ではなく、最初から新拠点ゾーンありき!とみられてれてしまう?ようなものと感じます。
今回、こうしたなぜ、新拠点なのか? 市役所の建て替えについて質問が集中し、是が非でも事象を進めたいとする市は、本当にこの質問に対する答弁に、いつも以上に神経質になり、はっきりとした答えをまるでわざと出さないようにしていた?と感じるほど慎重になっていたように思います。
だから、答弁内容も通常?の部長決済ではなく、その上の手直しがあったのではないか?との声が上がっています。
市役所移転で焦る?市! その理由は?地方自治法の壁?
こうした強引ともとれる市の態度は、何か焦っているように個人的には感じました。
なぜそんなに焦っているのか?
もちろん本当の理由はわかりませんが、噂されているのが、地方自治法です。
市役所の移転は、地方自治体に取り、本当に大きな決断です。そこで、地方自治法では、市役所の移転(住所変更)についての議会の議決は、過半数ではなく、3分の2以上としています。つまり、可決のためのハードルが高くなっています。
現在の市議会の状況では、冷静に見て、確実に3分の2の賛成は難しいのではと思います。
あくまでも想像にすぎませんが、市もこの辺を気にして、新拠点ゾーンへの質問はかなりナーバスにとらえているような気がしてなりません。
しかし、かと言って、
答弁をあいまいにしたりするのは、許せません!!
議員は、市民の代表でもあるので、議員に対してしっかりと答えない。はぐらかすとしたらそれは、市民に対して、情報を隠すこととも受け取れます。
検閲?と疑われるような行為は慎むべきです!!
市役所移転などの質問はどうなった?次回へ続く!