今日、約一か月間続いた6月議会が終了しました。
今回の一般質問でも訴えさせていただきましたが、「市役所建て替えを検討する特別委員会の設置」が、各会派でまとまり、本日の最終日に正式に発足しました。
市役所の建て替えは、現在の本館、新館とも耐震不足であり、早急な建て替えが必要となっています。
市の考えは、今は一貫して新拠点ゾーン（松戸イトーヨーカ堂裏側付近、市役所の候補地は旧裁判所跡地）への移転ですが、市が自ら出した平成25年の報告書では、現地建て替えが望ましいとしていました。
なぜ、現地から新拠点へと変わったのか？現地との比較が様々な角度からされたとは言えず、というか、かなり、恣意的に新拠点ゾーンへの移転が望ましいとしていて、とてもフェアな比較をしているとは思えません。
こう考えるのは私だけでは無いようで、「新拠点ありきだ！」との批判もあり、3月議会では、市役所の構想案を策定する3000万円の予算が修正削除となっています。
今回も、私を含め数人の議員から、市役所建て替えの質問がありましたが、相変わらず市は、市役所建て替えは新拠点が望ましいとして、かたくなに他の場所との比較を行う考えは無いようでした。
そこで、市役所建て替えを集中的に審議する検討委員会の設置を、一般質問の場でも訴えさせていただきましたが、ようやく今日、公共施設再編検討特別委員会の設置が決まりました。
新拠点ゾーンへの移転は、6号線上り線からの右折レーン設置や、駅方面からの唯一の道路が急カーブ、急こう配、一方通行になっているなど、交通アクセスの課題があります。
又、候補地が約8800㎡と現地（約15000平方メートル）よりもかなり小さく、現行280台の駐車場が130台しか確保できないなどの課題もあります。
こうした課題をどうするのか？しかし、今でも、市からは明快な回答はない状況です。
新拠点ゾーンへの移転ありきで、凝り固まっている？市を結果はともかく、公平で悔いのない判断をさせるためにも委員会設置は必要でした。
今回、会派代表として、委員となり、ようやくスタートラインに立ったと思っています。
市役所の耐震不足を考えれば、判断する時間は限られていると思います。
しっかり集中して、今後の審議に臨みたいと思っています。
