市役所の建て替えについて、市自らが発表した25年の報告書をもとに聞きましたが、ほとんどその答えはありませんでした。
しかし、市役所の建て替えは、あくまで新拠点ゾーンということははっきりと答えており、新拠点ゾーンありきの市の姿勢が鮮明となりました。
新拠点ゾーンへの移転で問題はないのでしょうか?
実はあると思っています!
まずは交通アクセス整備の問題です。
以下の図は、新拠点ゾーン整備基本計画に示されているものです。
市役所の移転候補地は、新拠点ゾーンの南側(地図の下側)ですが、ここへの車でのアクセスのためには、松戸駅方面からは、急こう配、S字、一方通行の市道2-68号を、相互通行、急こう配の改善を図るとしています。
このための費用は約8億円としています。
又、国道6号線からのアクセスのため、6号上り線に右折レーン(現状、ガソリンスタンドがある交差点)を整備するとしています。費用については未定です。
さらに、この道路の整備が進めば、当然交通量も増加しますが、この道路は、一中や相模台小学校も接しており、安全性への懸念も出てくるものと思います。
次に、歩行者のアクセスですが、図に記載があるように、松戸駅から、バリアフリーの新たな歩行者導線(シンボル軸)の確保として、エスカレータやエレベーターの整備を行うとしています。
しかし、エスカレーターの整備は、イトーヨーカ堂ビルを建て替えし、そのビルの中を通る形で行うとの説明が以前にありましたが、ビル所有者との合意形成はまだないとのことで、本当に整備できるのか、又、出来たとしてその際の費用負担などはわかっていません。
このように、新拠点ゾーンへの移転となれば、現地建て替えではない、こうしたアクセス向上のための費用が、どうしても必要となります。
また、そもそも6号線の右折レーン設置やエスカレーターの設置が本当に可能なのか?実現性への疑問もあります。
相手もある(右折レーン設置も土地の買収が必要)話なので、市の思惑通りいくのか、又、ビル内にエスカレーターを設置するなら、それなりのランニングコストも負担しなければならないと思います。
新拠点ゾーンへの移転となれば、こうした交通アクセスの問題がありますが、市から今のところ明快な答えは無い状況です。
なぜ、新拠点ゾーンへの移転なのか?話はまだ続きます、、、、