公共施設再編検討特別委員会(市役所の建て替え検討)開催!市はやっぱり、何が何でも新拠点!?その2

 昨日に引き続き、委員会の報告です。

 

 きょうは、議題の2、松戸市新庁舎必要面積算定業務委託の結果等についてです。

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新庁舎の床面積について

 市は昨年、令和2年の3月に、プロポーザルで選定した事務機器メーカーの「イトーキ」から市役所の床面積はどのくらい必要かの調査結果報告書を受け取り、今年に入って公表しています。(約1650万円の調査)

松戸市新庁舎必要面積算定業務委託|松戸市 (city.matsudo.chiba.jp)

 

 報告書の結果は、

①保管文書、物品量の削減が7割出来た場合で、43,289平方メートル

②削減がない場合は、52,760平方メートル

 となっています。

 

 ちなみに現庁舎の床面積は、29,798平方メートルなので、①の場合でも13,491㎡増えることになります。

 ここから、さらにどのくらい削減できるか?の説明がありましたが、具体的な数字は無くこれから検討していく感じでした。

 

調査結果通りだとマズイ?移転候補地の事情

 現在、市から示されている新拠点ゾーン内の市役所移転候補地は、8799平方メートルしかありません。

 市の説明によると、その候補地は、区画整理後は、建蔽率80%、容積率400%のなるとのこと。

 なので、普通なら8799×4=35,196平方メートルまでの床面積の建物しか建てられないことになります。

 一方で、現在の市役所敷地は、建蔽率80%、容積率400%で、かつ

15,158平方メートルあるので、最大は敷地面積の4倍、60,632平方メートルまで建てられるます。

 容積率でみれば、調査結果約43,000平方メートルの庁舎は、新拠点の移転候補地では建てられず、現敷地なら建てられるということになります。

 

 ヤバい!調査結果通りなら、新拠点へ移転できない!?

 

新庁舎の床面積は、とりあえず3万平方メートルで! とりあえずじゃないでしょ

 市はそう考えたかはわかりませんが、基本構想でも現在の市役所の大きさと同じ面積の3万平方メートルを、新庁舎の床面積としています。

 

 当然、これまでも調査結果は約43000と出ているのに、なぜ3万とするのか?との疑問が出ますが、市は「とりあえず、今は3万の想定で」と答えています。

 

 とりあえずビール!じゃないんだから!

 

 しっかりとした根拠も示さなければ、やっぱり、新拠点への移転のために3万としたのではないか?

 市はやっぱり、何が何でも新拠点!

 との疑念が出てきてしまいます。

 

どうする松戸市?新拠点ゾーンへの移転はあきらめる?訳ないよね~

 前回の委員会では、「敷地が足りない場合はどうするのか?」の私の問いに対して

 「移転候補地以外の土地(新拠点ゾーン内)に分けて建てることも想定している」との答弁がありました。

 

 現在の庁舎の建て替え理由の一つに、庁舎の分散化による効率の悪さがあるのに?

 と思っていたので、この点を聞こうとしていましたが、今回は、急に、高度利用を図る新たな手法でとの答えに変わっていました。

 

 さすが松戸市!部長答弁もお構いなしの変更!後出しじゃんけんなら勝つよね

 

 との声が出なければいいが、、、、、と思わず心配になるほどの答弁変更でした。

 

又、調査予算?一体いつになったら建物の大きさが決まるの?

 そして、終わりに市から、「再度、12月議会に必要床面積の算定も含めた調査予算を補正予算として計上したい」との話がありました。

 

 一体いつになったら決まるのか?同時に、昨年の調査は何のため?1650万円は無駄金だったの?

 と思わずにいられません。

 

 床面積を出すだけで、何回調査する気なのか?

 結果が気に入らないからもう一度調査?

 

 そのたびにお金(税金)はかかります。やめてほしいと思いつつ、委員会は最後の議題へ、、、、(つづく)