本日、10時から、市役所の建て替えを話し合う公共施設再編検討特別委員会が開催されました。
議題は、補正予算審議です。
補正予算の内容は、大まかに二つで、
①市役所の機能等検討業務委託 4580万円
②交通量調査委託 738.1万円 でしたが結論から言うと
反対をしました。
しかし、、結果は 賛成7(公明党、松政クラブなど) 反対4で委員会では可決すべきものとなってしまいました。
どうして反対したのか?どんな予算内容なのか?報告します。
まず、この日の委員会でいきなり配られた資料は以下の通りです。
4580万円の市役所の「あり方」、「機能」の再構築、必要面積検討業務委託について
市は、昨年に株式会社イトーキに、1650万円の予算で委託して新市役所の必要面積のい検討委託をし、その結果を得ています。
なのに、なんでまた同じような調査をするのか?について説明があり、市曰く、
「コロナ影響や、急に進展しているデジタル化に伴う市民サービスの在り方を検討し
必要に応じて、過去の調査結果ニッついて次点修正を行う」としています。
質疑では、イトーキの結果を踏まえてというところで、市は結果の検証をきちんとしたと考えるか?と聞きました。
当然、市は「しました」との答え。
では「面積を決めるうえで、重要な指標、余白率(どのくらい空間にゆとりを持たせるか)はどのくらいと考えているか?」と聞けば、しばらくの沈黙の後、
「今後の基本計画の中で決めていきたい」との答弁。
検討したのであれば、先に余白率への言及があって、今後はどの辺を修正したいといった答弁があるのかと思いましたが、ありません。
本当に検討したのか? 正直、最後まで分からずじまいでした。
市役所の面積を決めるのに何回、いくら使って業者に頼むのか?
1650万円の調査は何だったのか? そう思わずにはいられませんでした。
738.1万円、交通量調査委託について
次に、現庁舎(今の市役所)周辺の交通量調査についての質疑では
「市は市役所を新拠点ゾーン内に移転させたいとしていて、かつ、交通渋滞への懸念が今から出ている。なので、調べるならば、市役所移転を想定したうえで、交通渋滞が起こるのか、そういう調査はしないのか?以前の調査は市役所の想定があったうえでの調査か?」と聞けば、
「「移転ありき」との指摘もあったことから、市役所移転の想定はしていない」との答弁でした。
こちらも、新拠点ゾーン周辺の交通量調査だけをすれば、結果次第では「移転ありき」となりますが、現庁舎周辺も行い、公平に比較をするなら「移転ありき」の調査ではないと思います。
そういった意味でも、いつかは新拠点ゾーン周辺の調査は必要となるはずなので、ならば「早く」行うべきと思います。
反対の決め手(理由)は? = 早く決めないと!!
そもそも、市役所建て替えの理由は「新館本館の耐震性がなく、大地震の際、来庁者、職員に命の危険がある」というもので、こうしたリスクをいかに早く排除するかが重要なことと思っています。
ですから、市役所の建て替えを早く決めること!が大事です。
今でも、必要面積の調査報告は終わっています。なので、今は又、調査してその結果を待ってから議論する。そんな結論の先伸ばしではなく、今の資料を基にして、方向性をどうするのか?を早く決めることが必要と思い、新たな調査予算には反対としました。
びっくり!!市役所移転候補地(国有地)の購入は白紙!?
今日の委員会で驚いたのは、「議会に早急な判断を迫っていた市役所移転目的での国有地の購入はどうするのか?」と聞いたところ、なんと!
「市役所移転だけではなく、他の目的(図書館などの公共施設)での目的でも購入を検討する」との答弁が、、、びっくりです。
あれほど、市役所移転目的での購入に執念を燃やしていたのになんででしょう?
いずれにしても、いったん白紙に戻したことは良かったと思います。
そのうえで、フラットに公平に、しかも早く、どうしたらいいのか決めていくべきだと思います。
どうやら、このままでは、来年6月の市長選のテーマにはどうやらなりそうで、、、、、