昨日、15日、松戸記者クラブにて、6月5日投票の松戸市長選挙への出馬会見をさせていただきました。
本日の朝刊各紙に掲載(小さくですが、、)されています。
記事は少ないですが、実は約1時間半ほどと結構な長時間な会見で、様々な質問を記者さんから受けつけました。
当然ですが、どういった理由で出馬の意向となったのか?
市長になったら何が一番したいのか?政策の中心は何か?
から始まり
現状の松戸市の問題、課題は何か?魅力は何か?など聞かれました。
まあこの辺までは、聞かれるのではないかと思っていましたが、さらには、、
尊敬する人はだれか?
学生時代は何をしていたのか?
これまでの職歴、今の職業は?などなど、、
ベーカリーをやっています!と答えれば、どんなパンが好きか?
パンは実際に焼いているのか?一日どのくらい焼いているのか?
と、市長選と関係あるのか?と思うようなことも聞かれました。
多分、人間性とかも見ているのかと思いつつ、こちらからも市役所の建て替えなどについてはもう少し話させてほしいとこれまでの経緯を含めお伝えをしました。
いずれにしても、このブログをご覧のみなさんも、なぜパン屋の私が、市長選に?というのは多少気になるところではないかと思いますので、過去を振り返りつつ書きたいと思います。
なぜ、市議会議員に?病院問題がきっかけ
大学を卒業し、長瀬産業というか化学系の商社に入社、大阪で4年間、営業職をしていましたが、家庭の事情(パン屋の継ぎ手がいなかった)で、松戸へ戻り、パン屋を継ぎました。
そして10数年たって40そこそこで商店会の会長となりましたが、なって2年目、突然、上本郷に会った市立病院の移転が、前川井市長から表明されました。
当然、病院のおひざ元の商店会は反対ということで、会長の私が、先頭に立ってやるように先輩から言われて、動くことになりました。
すると、町会からも反対を一緒にしようと声を掛けられ、そうした中、市への直談判を行い、ダメとなると、議会への陳情などを行いましたがそれもあえなく否決。
どうしたらいいのか?と当時の市議会議員に相談。その中で、一緒に反対しましょうと言ってくれたのが、当時、市議会議員だった本郷谷さんでした。
病院問題、住民投票での決着を目指すことに、、、
本郷谷さんから提案されたのが、住民投票でした。
街を二分するような大きな問題の時に、直接、市民の声を聞き決めていくもので、これまでも数例行われているということでした。
そこで、本郷谷さんの紹介で、町会長たちと実際に行われた四街道市を訪問しました。
そこで、成功した話を聞き、当然のように「やろう!」ということになりました。
大変だった~ 住民投票の署名活動!
さてここからが大変でした。
住民投票を行うには、
①有権者の50分の1以上の署名が必要
②市議会を開催し、そこで過半数の可決が必要
大きく二つのハードルがありました。
まずは①署名ですが、松戸市の場合だと、有権者の50分の1=約8000人
が必要数となります。
しかし、署名には大きな制約がありました。
それは、署名期間が1か月しかないこと。 市内の有権者に限定されること。
そして、単に名前だけでなく、生年月日、捺印が必要なことが大きなハードルでした。
しかし、平成22年の1月から2月の間、寒い中、私(商店会長)と上本郷、北松戸の町会長3人が代表者となり、必死に署名活動に取り組みました。
その間、私は自分の店はほっぽらかし状態となり、妻に任せきりとしていましたが、疲れもあったのか、電信柱に車で衝突、車は廃車になり、妻は、顔面を骨折し、市立病院に入院、緊急手術をすることになってしまいました。
署名活動の結果は?
入院期間約10日間は、署名活動を行いながら、お店もやるというとってもキツイ日々を過ごすことになりましたが、多くの人が協力をしていただき、署名は、なんとなんと、約3万2千筆も集まりました。
この署名を選挙管理委員会に提出。審査を経て、結果、有効署名数は、必要数の約4倍の約3万名となりました。
これで、晴れて議会で審議、採決されることになりました。
さて、その結果は、、、、、(続く)