さて、民主党内での候補選に勝利し、いよいよ市長選へと進みましたが、予想通り、市立病院の建て替え問題が争点となりました。
本郷谷市議、現地、上本郷での建て替え案を主張!
本郷谷当時市議は、川井当時市長の紙敷(現東松戸)への移転案に反対、現地、上本郷での1号館のみの建て替え案を対案として訴えを行いました。
主な主張は3つでした。
①救急のかなめである市立病院は、地理的に松戸の中心部にあるべき!
②寝耳に水!紙敷移転決定のプロセスを市民へ明らかにすべきだ!
③1~5号館と建物が5つあるうち、耐震性不足なのは1号館のみ。であれば、1号館のみを建て替えるべきだ!
現地建て替え64億円!の本当の内容とは?
この主張の内、特に③が、大きくクローズアップされ注目を集めました。
特に、言葉として1人歩きしたのが、「現地建て替え64億円」のフレーズです。
これは③の主張通り、全体613床の病院の内、耐震性のない1号館300床のみを
建て替えるということですが、加えて、1日当たりの平均入院患者数約400人を考慮して150床に縮小して建て替えるとの主張を本郷谷さんはしていました。
現地での病院全面建て替えではなく、1号館のみを300床から150床へ減らしての建て替えだから、建設費は、64億円としたと我々は聞きました。
対しての移転案は、ベット数600床、土地購入金を除いて約200億円の費用が掛かることが基本計画で明らかになっていました。
https://www.city.matsudo.chiba.jp/iryoutoshi/iryoutoshi/tatekae/keika.files/20101019181412.pdf
市長選に勝利!本郷谷新市長の誕生!
紙敷への600床全面移転か、現地での1号館のみを150床で建て替え、全体で450床とする建て替え案か、
市を二分するかのような議論となりましたが、結果的には、皆さんご存じの通り、本郷谷さんの勝利となりました。
地元上本郷では、普段の倍近い投票率となり、大きく新市長誕生への原動力となりました。
私も運動に加わり、かつ、投票したその一人として、言葉にできないくらいうれしかったのを覚えています。
パン屋が、松戸市議会議員へ!
これで、病院問題は決着したと私を含め地元の方々は思ったはずです。
移転反対への陳情からはじまり、移転反対の市議会議員探し、住民投票、妻の入院、市長選と約1年間、本業の傍らこの病院問題にかかわってきましたので、ようやく「ほっと」し、子供が所属する少年野球チームにも参加できるようになっていました。
そうした平穏な暮らし?にもどったのもつかの間、地元の皆さんと、新市長との懇談の場で、今後の進め方として、議会対応が課題ということが明らかになりました。
当時も今も、自公系議員が多数を占める市議会。
「このままだと現地建て替え案は、議会に提案しても通らない可能性がある」と本郷谷さんから話がありました。
その後、8月の終わり、地元町会(六中の先輩たち)から呼び出しがあり、「市長とも話したが、原さん、是非とも、市議会議員になってもらえないか」との話がありました。
当然、本業(パン屋)がありますので、「即答は出来ません。妻とも相談してみます」と返事をしました。
その後、色々な人から話を聞きました。
病院問題をなんとか解決したいとの思いがある一方で、パン屋と議員の兼業は出来るのか?との不安も、、、、そうした中、一緒に市長選で応援した元市川市議のT氏(当時は、松戸市の特任部長)と話し、決断の後押しをもらい、
2週間あまり悩んだ末、11月の市議会選挙に立候補することを決断しました。
(つづく)