市役所の移転候補地取得の要望書を、松戸市は提出していた!!それは無いでしょう!!

市役所建て替え問題の委員会開催!

 昨日、28日の午後、公共施設再編の特別委員会が開催されました。

 

 この委員会は、市長選前までは私が所属していましたが、6月議会からは、増田議員に代わっています。

 

 前日の27日、彼女から、「委員会が開かれるので、いろいろ教えて欲しい」との依頼がありお会いしました。

 

 そして、松戸市が6月21日に、国に対して、市役所の移転候補地とされる土地の取得要望書を、提出したことを知りました。

 

 そして、明日の委員会を見に来て欲しいとの依頼もあり、昨日、委員会傍聴にと行きました。

 

 そして資料を渡されましたが、見てびっくり!です。

             ↑ 市が国へ提出した要望書

 

とにかくびっくり!そりゃないでしょう!!

 びっくりしたのは、2の利用用途が、市役所再編整備用地、つまりは市役所の移転のためと書いてあったからです。

 

 これはいくら何でもやりすぎです!

 というのも、、、

 

 3月の予算時の説明では、「図書館建設などを含めた街づくり用地として購入したい」ということで、土地の用途は、決して、市役所の移転といった限定的なものではなかったからです。

 

 予算の時には、図書館などを含めと言って、市役所移転ありきでは?の批判をかわしときながら、市長選が終わった瞬間、当然ように市役所移転のためとその土地の用途を決めてしまうのは、だまし討ちのように感じます。

 

 もともと私は、土地の用途が決まっていないのに、その購入を決めるのはどうかと思い予算に反対しましたが、市役所移転のための購入との説明なら、反対していた議員も多かった、つまりは予算から削除される可能性もあったと思います。

 

 又、現在、市が委託した庁舎整備検討委員会(市民、学識経験者などで構成)での議論が始まる前に、このように市役所移転を前提とする要望書提出は、おかしすぎると思います。

 今回の要望書提出が、委員会での議論に影響が出るのは当然かと思いますし、そうなれば何のための委員会設置なのかとも思います。

 

議会はなめられている?

 もう一つ、信じられないのが、要望書提出の前日、20日に公共施設再編整備検討の委員会が開かれていたのにも関わらず、全くしから要望書提出の報告がなかったという点です。

 

 予算時の説明と違うことをするならば、やはり議会には「明日、提出しますよ」との報告があってしかるべきと思います。

 

 この点、なぜ報告がなかったのか?との質疑がありましたが、市は「今後も丁寧に説明してまいります」との訳が分からない答弁でした。

 

 正直、議会はなめられているなと感じざるを得ませんでした。

 

移転承認には、議会の3分の2以上の賛成が必要!

 地方自治法では、市役所の移転(住所の移転)には議会の3分の2以上の議決が必要とあります。

 

 となれば、まだまだ移転決定!とはいかないはずですので、市役所移転のためとした国からの土地購入も又、振り出しに戻る可能性もあり、その場合、他の用途でも、国が再び土地購入を認めてくれるのか?の心配も出てきます。

 

 やっぱり、今回の要望書提出は、あまりにも強引すぎると感じ、許されたものではない!!と思います。