昨日の午後、市役所の建て替えを考える「松戸市庁舎整備検討委員会」(学識経験者、公募市民、市職員などで構成)が開催されましたので、傍聴をしてきました。
議題1,市庁舎の候補地の選定について
市役所の建て替え候補地について、以下の文章で説明がありました。
ここでは特に委員の皆さんからは質問はあまりありませんでしたが、私の記憶では、こうした候補地の選定を、規定を設けて行ったとの説明は多分、受けた覚えはありません。
なので、いつ選定を行ったのか?又、内容については、なぜ、商業地域に限定しているのか?など聞いてみたかったです。
議題2、本市デジタル化の進捗について
この議題では、これまで、市役所としてデジタル化にどう取り組んできたのかについて説明がありました。
議題3,市民アンケートの集計結果について
市民3000人を地区、年齢、性別が均等になるように配慮して選んで実施、1089人からの回答についての分析が主な内容でした。
アンケートの主な設問
市役所に訪れる頻度、理由、新しい市役所での市民サービスについて、
以上、約2時間ほどの委員会でした。
終了後、傍聴していた他の市議の皆さんとも話しましたが、こうした議題での審議がなぜ必要か?なのかがよくわからないと思いました。
それは、この委員会の最大の使命は、令和2年の市が株式会社イトーキに委託した市役所の適正規模(結果は約43000㎡)の時点修正だと思っていますが、「適正規模を図る」議論がほとんどないように見受けられるからです。
他市でも、市役所を建て替える際、その適正規模についての考察が行われていますが、多くは、国からの各種指針や、同規模自治体との比較、人口予測などが主なものです。
又、時点修正を行うのであれば、まずはイトーキの調査結果について、「2年たってどの部分を修正しなくてはならないのか」についての議論が中心となるはずですし、そのためには、イトーキ調査結果についてまずは分析し、考察を深めなくてはならないと思います。
他市での事例や、こうした作業が行われていないのが不思議に映りました。
議題は市から出てくるようですが、市役所の適正規模を図る作業としては、他市とはかなり違ったやり方を行っているように感じ、このままで大丈夫?諮問結果は、予定通りのスケジュールで出てくるのか?少し不安になりました。
もっと、他市での事例を研究したほうがいいのでは?と思いますが、何かそうすると市にとって、不都合でもあるのでしょうか?