来週24日(水)~26日の三日間で臨時議会が招集されます。
議案はいくつかありますが、その中のメインは
相模台の市役所移転候補地の購入議案だと思います。(議案第4号)
議案の内容は
相模台の市役所移転候補地8,745㎡を国から、30億2千万円で買い受けるというものです。 詳細は↓で、、
giandai4gou.pdf (city.matsudo.chiba.jp)
尚、旧法務局の古い建物が残っており、こちらの解体費用(約2.9億円)
は松戸市負担の予定です。
市は、30.2億円には、この解体費用分を国が勘案した上での価格との説明をしています。
つまりは、更地価格であれば、30.2億円+2.9億円=33.1億円
の価値があると見込んでいるとなります。
さて、この候補地には、以下のように様々な問題点があると思っています。
土地の大きさの問題
現在地が15,158㎡なのに対して、移転候補地は8,745㎡と狭くなっています。
建物がどれだけ建てられるかの容積率は400%になる予定で、そうなると
8,745㎡の400%で、上限34,980㎡までの建物が通常なら建てられることになります。
しかし、市が市役所の最適規模について令和2年に委託調査した結果は、
約43,000㎡と出ています。
ここから、引き続き使用する予定の、保健福祉センター、衛生会館の床面積を差し引くと約41,000㎡となり、新庁舎の面積を調査結果通りするなら、この規模の新庁舎をあらたに建てる必要があります。
しかし、候補地では、この面積であると容積率オーバーとなる可能性もあり、建てられないということにもなるかもしれません。
住所移転の議決を取っていない
地方自治法では、市役所の住所変更には、議員の3分の2以上の同意が必要とされています。
今回の土地購入議案は過半数で可決となりますが、今後、住所変更議案が議会を通るかは不透明です。
30億円以上の公金を使い土地は買ってみたものの、市役所の移転は出来ないとなったらどうするつもりなのでしょうか?
住所変更議案は、最近でも、鎌倉市、枚方市などで否決されています。
先週、視察に行った和泉市でも過去に否決されています。
なので、先に住所変更の議案を出して議会の同意を得た上で、候補地の購入とするのが一般的なようです。
今回の議案は、順番が逆である!と私は思います。
ほかにも、渋滞発生のリスクや、通学路での事故のリスク、土砂災害警戒区域(危ない崖)近接のリスク、将来の建て替え場所をどうするのか?
などなど多くの問題点があるのではと思います。
24日に議案が上程された後、特別委員会が開催され、議案審議となり、最後に委員会採決となる予定です。
今の松戸市の大きな問題である市役所建て替え問題ですが、24日に決まるのか?
最大のヤマ場となることは間違いないと思います。
問題点は、しっかり、委員会で質疑していきたいと思います。
お時間ある方、是非、傍聴をお願いします。