反対討論虚しく。結局は、採決結果、賛成多数で、市役所移転関連の補正予算は可決したことは前回お伝えしました。
その討論では時間の関係上、触れることは出来なかったかつ、皆様からのお問い合わせの多い、移転は決定?市役所移転後(8年後)どうなる?について今回は解説します。
移転は決まったのか?
私は「まだ決まってはいない」と思っています。
理由は
①今後、実施設計、建設予算、移転候補地周辺整備関連の予算など、それぞれの場面で議決(議会の審議)が予想されること。
②市役所住所移転の特別議案(議員の3分の2以上の賛成が必要)の存在
移転に傾き始めているのは事実として、移転が完全に決まったと言い切るには、こうした議決を全て得なければなりません。
実際に、私が議員になったきっかけでもあった「市立病院問題」ですが、あの時も、病院のあった上本郷から紙敷への移転で、すでに紙敷の土地の購入は行われていて、しかも基本計画も出来ていました。
ですが、そこから紆余曲折あり、結局は、紙敷移転は見送りとなり千駄堀への移転となっています。
なので、決まった!とまでは言い切れないと感じています。
第1ステップ終了後=8年後はどうなる?分散化は必至!
これまでのやり取りから、第1ステップ完了後=8年後の姿は明らかとなっています。
市は第1ステップとして、耐震性不足の現本館、新館部分に当たる約2万㎡をまず移転させるとしています。
その際、耐震性には通常の建物としては問題のない現議会棟、別館をはじめ周辺の施設はそのまま使うとしています。
現状の市役所は?
市役所敷地内に、本館・新館・別館・議会棟の4つの建物があります。
市役所敷地外にも
民間から借り上げている竹ヶ花別館、第1、第2京葉ガスビル
(合計賃料:年約1.8億円)
市所有で、
中央保健センター、衛生会館 があり、合計で延床面積約3万㎡となっています。
8年後は ⇩
現本館、新館部分は、相模台の移転候補地へ移転(第1ステップ)
残りの議会棟、別館は引き続き使用
敷地外の施設も引き続き使用することになっています。
ですので、8年後の市役所は
①相模台に新庁舎(2万㎡)
②現市役所敷地内の議会棟・別館
③第1,2京葉ガスビル、竹ヶ花別館(民間借り上げ)
④衛生会館、中央保健センター
と、分散することになります。
用事によって、相模台の新庁舎か現市役所に分けていくことになります。
又、県庁舎(保健所など)、税務署にも用事があれば行ったり来たりとなるかもしれません。
つまりは、第1ステップ完了後は、分散化は必至であり、多額のお金を掛けながら、より不便になる可能性もあり、この点も問題だと思っています。