(↑ 平成28年度に設定された開発フレーム)
(↑ 令和5年に設定された開発フレーム)
質問2点目 AからBの変更について、その理由は?
都市再生部部長の答弁
「2点目、AとBの差、変更点についてでございます。
市が整備予定の施設規模に変更が生じたものは、市庁舎と図書館等を含む文化施設でございますが、議員ご案内の通り、設定時点までにおける関係部署との意見交換や関係計画の策定を受け、施設規模を仮置きしたものでございます。
尚、各施設規模は、土地区画整理事業における事業計画等の策定や交差点機能が果たされるのか検証を行うために設定したもので、現時点で決定されたものではなく、その機能につきましても、影響を及ぼすものではございません。」
原ゆうじの所感
答弁をもらいましたが、なぜ規模が縮小されたのか?は関係部署との意見交換で決めた事は分かりましたが、ただの仮置きということで、変更理由は語られませんでした。
質問4点目、シンボル軸について(注)
「4点目、シンボル軸についてでございます。
パターンAにございましたシンボル軸となる道路がパターンBでは記載が無くなった理由につきましては、パターンAを想定した平成28年度時点は、本土地区画整理事業における事業計画等の検証を行っていたところであり、新拠点ゾーンの土地利用計画や道路の計画が決定していなかった中で、一案として、道路の一部をシンボル軸としてお示ししたものでございます。
一方、パターンBは令和4年6月21日に本土地区画整理事業の施工認可を受け、土地利用計画や道路計画が決定した後に設定したものであり、その地利用計画において、想定したシンボル軸は「公共施設」としての道路ではなく、換地又は保留地上に新たな歩行者導線を整備するとしております。
松戸駅東口と新拠点ゾーンを結ぶシンボル軸の整備につきましては、大変重要であるとと認識しておりますので、整備実現に向け、引き続き、関係者と協議してまいります。」
(注)シンボル軸とは?
松戸駅から新拠点ゾーンまで、高低差に影響されない24時間利用可能なバリアフリー動線。
具体的には、現在の商業施設(イトーヨーカ堂等)内の導線を再編し、エスカレーターやエレベーターを設置すること。
原ゆうじの所感
シンボル軸については、答弁から、はっきりと定まったものがないと感じました。
これは、シンボル軸をつくるためには、隣接商業施設の建て替えが必須ですが、この部分の協議がおそらくは進んでいないからだと思います。
ただ、「整備をあきらめず協議を進める」気持ちがあることだけは分かりました。
質問3点目、整備予定の図書館の規模についてへの答弁
文化スポーツ部部長答弁
「はじめに、新拠点ゾーンの文化複合施設の検討につきましては、本市の文化政策を総合的・重点的に推進することを目的として、
今年度から文化スポーツ部と教育委員会、都市再生部のほか関係部門とともに検討を進めているものでございます。
ご質問の施設規模については、都市再生部長から答弁申し上げた通り、交通量推計等による検証のための開発フレームとして、関係部署との意見交換により他の施設規模とともに設定されたものと認識しており、現在は基本構想の策定中であり、複合化を検討している中央館機能を含め個別規模を具体的にお示しできるものはございません。
文化複合施設の整備については、新拠点ゾーンの整備事業の進捗に応じて、全体の事業のなかで施設規模の検討を進めていくものと認識しており、
今年度は、有識者による懇談会とともに、今年度は市民のご意見を伺うオープンハウス方式による市民参加を行いました。
様々なご意見をいだいておりますが、文化複合施設に期待することとして、長く滞在できる図書館、ゆっくり本の読めるスペースがほしい、など図書館に関するご意見も多くいただいております。
こうしたことを踏まえ、令和7年3月の、理念や基本的な方針をお示しする、基本構想案の策定を目指し、新拠点ゾーン全体を所管する都市再生部や、教育委員会など関係部門とともに検討を進めてまいりたいと存じますので、ご理解いただければ幸いです。
以上、答弁とさせていただきます。
原ゆうじの所感
図書館の規模について聞きましたが、まだ、話せる段階ではないとのことで、唯一分かったのが、3月末までに基本構想がまとまるのでそこで、何かしらは示せるということでした。
巨額(数百億円レベル)な費用が予想される新拠点ゾーン開発ですが、ここまでで、施設の規模、配置、そしてゾーンの価値に大きく影響するシンボル軸整備の実現性を聞きましたが、何一つわかることはありませんでした。
にもかかわらず、周辺整備のための費用支出は始まっている状況です。
これでいいのか?
再度、再質問をすることにしました!(続く)