昨日、原ゆうじ市政報告会を開催しました。
約20名ほどの方に来ていただき大変、ありがとうございました。
皆様の関心は、土地開発公社解散の議案否決についてと議員の賛否公開についてが高かったようです。
今後も課題として残ってしまいましたが、何とか解決が出来るように努力していきたいと思っています。
さて、本日は午前10時から放射能対策の協議会が開かれました。
議題の中心は放射能濃度の高い焼却灰の保管、処理についてでした。
新聞等で皆様ご存知かもしれませんが、放射性セシウム濃度が8000ベクレル/kgを超える焼却灰(主にクリーンセンターの飛灰)は県が用意した手賀沼流域下水道終末処理場内の一時保管施設に搬入可能となっています。
しかし、地元の方々の根強い反対運動の為、ここ半年の搬入はストップしています。
月に約50トンほどの飛灰が発生していますので、その飛灰は仕方なく松戸市のクリーンセンター内に安全に配慮された形での保管を余儀なくされています。
その量が、増え続けていることが今、大きな問題となっています。
3月末で677トンだったものが、9月末には959トンにもなっているということで、この灰の処理及び今後の汚染灰をいかに増やさないようにするかが課題となっています。
松戸市内にはこうした焼却灰の最終処分地はありません。
全量、市外へ搬出し、処理をお願いしているわけですが、その最終処分場の自主規制値が約2000ベクレル/kgと厳しくなっており、国の基準8000ベクレル/kgとは大きなかい離があります。
また、8000を超えたとしても、手賀沼の一時保管施設には地元の方の感情を考慮すれば搬入は難しい状況です。
つまり、2000ベクレル以上の灰は事実上、どこにも持っていくことが出来ない状態となっています。
現在のクリーンセンターから出る飛灰は2000ベクレル以上となっているのでこのまま何も対策をしなければ、飛灰は処理が出来ず保管をしていくしかない状況ですが、場所を考えればそれとて、限界があります。
では、どうすれば?ということで、放射能濃度が高くなる主原因の剪定枝の焼却をなるべく少なくする、コントロールする手法を考えてきてたのですが、ここにきて、剪定枝の別処分の手法が見いだせそうだとの報告がありました。
剪定枝を混ぜずごみ焼却すれば、放射能濃度が低減できるのはおそらく間違いのないところですので、この剪定枝の別処理法には大きな期待がかかります。
気になるその手法ですが、市外でその処理を行うとのことで、詳しい中身はまだ発表することが出来ないとのことです。
しかし、大変に困っていた汚染焼却灰の問題に、一筋の光が見えてきた気がしました。
また、詳細については報告をさせて頂きたいと思います。