6月21日健康福祉常任委員会及び病院建設検討特別委員会が開かれました

 21日10時から健康福祉常任委員会が開催されました。
審議された議案は、市立病院病院の非紹介患者に対する料金改正(値上げ)でした。

内容は、非紹介患者さん(紹介状を持たない初診の方)が市立病院を受診された際に、初診料のほかに、現行1000円加算だったものが、8/1より2000円加算に値上げになるというものでした。

理由としては1:同規模他病院との料金均衡を図るため 2:コンビニ受診による高度医療への影響(軽症患者さんの受診が多くなることにより、重症患者さんへの医療提供が難しくなる) 3:かかりつけ医を持つことによる医業連携の推進 などでした。
 
 市民のための市立病院が、初診患者さんを少なくさせる政策、市民の方からすれば、市立病院の敷居を高くする政策ともとられかねないものですので、賛成するかどうか悩みましたが、結果として賛成する事にしました。

それは、上記2番の理由とこの政策を進めることによって、紹介状を持ってくる患者さんが増え、地域支援病院の資格条件である逆紹介率30%を満たす可能性が高いこと。
(ちなみに、この地域支援病院になると、約1億円/年の増収となります。)
又、地域のかかりつけ医で紹介状を発行してもらうのに、3割自己負担で750円で済むこと
などを考慮して賛成としました。

尚、上記の理由や仕組みなどを書いたポスターなどを作成し、市民の方の理解が得られるよう最大限努力してほしい皆の要望も同時にいたしました。

 同日、1時半より病院建設検討特別委員会が開かれ、病院建設に対する陳情を全会一致で採択しました。
 その後、市側の話で、今月末出される予定の市立病院建設の構想案(複数プラン)が、6月30日に出されることが、正式に決まりました。それを受け、同日6/30の1時30分より特別委員会の開催も決まりました。

遅くはなりましたが、これにより病院建替え問題の議員による審議がいよいよ始まることとなります。今回の審議で長引く建替え問題に終止符が打てるよう、移転案との比較を含め堂々と意見を述べていきたいと思っています。皆様の傍聴をお願い致します。