今週は決算委員会!病院への繰り入れ(税金投入)がすごかった!

 連休明けの火曜日、決算委員会、健康福祉分科会が行われました。

 決算委員会は、各常任委員会ごとで行われ、民生費、衛生費や、介護、後期高齢者国保などの特別会計、病院の企業会計の29年度決算についての質疑がありました。

 その中で、病院事業について、特に時間が割かれました。

 というのも、両病院あわせて、なんと!約54億円!の税金投入があったからです。

 市立病院事業は企業会計ですので本来であれば独立採算でありますが、小児、救急医療など不採算な部分を担っていることもあり、一定程度の税金投入は認められていますが、今回は、それ以外に赤字の繰り入れ(税金投入)があり、このような大きな金額となってしまいました。
 
 それにしても、びっくりな額です。

 内訳は、約5億円が東松戸病院、残りの約49億円が上本郷、千駄堀の病院です。 
 
 29年度は、4月から12月までは上本郷の旧病院、12月末から千駄堀新病院ということで、引っ越し費用や、移転時の休診の影響が見込まれていたので、繰入額も大きいとしていましたが、当初の見込みより、10億円弱も増えてしまいました。

 千駄堀新病院は、総事業費約300億円で、その返済計画にも支障をきたす恐れがあります。

 それは、単に患者さんが見込みより来なかったということだけでなく、入院単価が一人66270円でみていたのが61170円と9%弱低くなったからです。
 そもそも66270円が高すぎたのではないか?
 千駄堀新病院の事業費が増大したのでそれに合わせて収入を過大に見積もったのでがないか?とも疑ってしまいます。

 いずれにしても巨額の税金を投入した新病院建設ですので、しっかりと当初説明通りの計画で経営をしてもらわないと困ります。

 民間なら、経営責任を問われても致し方ないのでは?と思うのは私だけでしょうか?