前回からの続き
新拠点ゾーンの市が想定した開発フレームについて、何が建つのか?又その規模は?などを聞きましたが、「交通量調査のため行ったただの想定」として、まともに答えない市、そこで再質問をする事にしました。
原ゆうじ再質問
「開発フレームについて特に想定規模が大きく縮小された文化複合施設についてその変更理由をお聞きしましたが、変更された経緯は分かったものの、聞きたかった変更理由は答弁を聞いても正直わかりませんでした。
そこで、こちらは答弁を踏まえつつ再度お聞きしたいと思います。
再質問の1点目、変更した経緯は、関係部署との意見交換とのことでしたが、どのような意見であったのか、その意見の内容を教えてください。
施設規模は交通量調査のために設定したもので、確定はしていないとの答弁でした。
しかし、想定規模が変われば、交通量調査の結果も当然変わってくるわけで、再調査が必要となり費用もかかるわけです。
ですので、文化複合施設の想定規模の減少もある程度の根拠なしでは行わないと思います。
再質問2点目、再度お聞きします。文化複合施設の想定規模の減少理由をお答えください。
今回の交通量調査には貴重な公金が投入されていることを念頭に明快な答弁をお願いします。
再質問3点目、商業施設と共同住宅について、こちらは図から、隣接事業者の敷地上に建設され、現行の道路に接道されているように見えます。となれば、この二つは、隣接事業者所有建物の建て替えがなければ、実現しないものと思えますがいかがでしょうか?」
松戸市都市再生部部長の答弁
「質問事項2番、新拠点ゾーン開発について、3点の再質問をいただきましたので、順次、答弁申し上げます。
1点目、2点目の関係部署との意見交換内容及び文化複合施設の想定規模の減少理由につきましては、交通量調査時の各施設規模は、土地区画整理事業における事業計画等の策定や交差点機能が果たされるのか検証を行うため、各施設の具体的な計画等が策定されていない中、仮置きしたもので、先ほど文化スポーツ部長が答弁いたしました通り、現時点で決定されたものではございません。
3点目、開発フレームに記載の商業施設と共同住宅につきましては、議員ご指摘の通り、既存商業施設の建て替えが行われなければ実現いたしません。
しかしながら、新拠点ゾーンを整備するにあたり、歩行者導線の確保は大変重要であると認識しておりますことから、建て替えが行われる間は、既存商業施設内の昇降施設の利用について関係者と協議を行うなど、段階的に整備してまいります。
以上、答弁とさせていただきます。
原ゆうじの受け止め
再質問の1点目、2点目について
「市:文化複合施設の規模縮小の変更は担当部署からの意見交換によって」との答弁を受け、「原:ではどんな意見があったのか?」と聞きましたが、「先ほど、文化スポーツ部長が答弁いたしました通り、現時点で決定されたものではない」との再答弁でした。
全く、かみ合っていない答弁で、よほど規模縮小に触れられたくないのではと思いました。
図書館本館は、図書館整備計画(蔵書100万冊以上の規模=相当でかい!)を踏襲すると市は一貫してこれまで答えていますが、どうやら無理そうになったのか。
規模縮小=新拠点ゾーンの魅力低下、と捉えられかねない心配をしているのか?
こんな理由なのでは思ってしまいます。
再質問3点目:商業施設と共同住宅(タワーマンション)の建設について
「原:隣の商業施設が建て替えしないと無理なのでは?」の問いに対して、こちらは
「市:既存商業施設の建て替えがなければ実現しない」との答弁でした。
初めて、答弁がかみ合ったと思います。
この答弁内容は、イトーヨーカ堂のビル(住友商事所有)が建て替えしないと、実現しないということです。
又、新拠点ゾーンへの20mを超す高低差を埋める松戸駅からのアクセス(シンボル軸)の整備も、隣の建て替えがなければ、実現しないと取れる答弁もしています。
こうした答弁から、新拠点ゾーン開発は、隣のイトーヨーカ堂ビルの建て替え次第との印象を強く持ちました。
さて、再質問の答弁時点で、残り質問時間の残り3分程度、最後の登壇で、原ゆうじは何を語ったのか? (つづく)