(続き)
過去の開発想定(パターンA)と新たな開発想定(パターンB)の違いについてその根拠等を質問しました。
質問内容は以下の通りです。(質問原稿原文)
次に、質問事項2番、新拠点ゾーン開発について
新拠点ゾーン、松戸駅近くの貴重な土地でありながら、そのポテンシャルを十分に活かしきれているとは、言えない土地、その開発ですので、夢がある開発だと思っています。
しかし、市役所以外の施設が、どのくらいの規模で配置がどうなるのかがわからず、そして、松戸駅から続く開発の要とも言える「シンボル軸」についても実現するのかが未知数と言わざるを得ない状況と思います。
一方で、このような状況下でありながら、国道6号上り線の右折レーン設置に関する費用など、すでに開発のための費用が一部支出され、今後も道路改良やその安全対策など多くの費用が見込まれています。
肝心の開発の規模等が分からず、ひいてはその実現性や効果が見えないまま開発のための周辺整備費用が先に決められていく。そうした今の状況には違和感を強く感じざるをえません。
又、基本構想から7年、基本計画策定から早3年が経っています。個々の施設規模や配置など市が想定する新拠点の中身を、そろそろ明らかにしていく段階ではないかとも思っています。
そうした中、今年8月に市HP上に公表された「松戸市庁舎機能課題検証業務委託報告書」の中で、松戸駅周辺の交通量調査のために市が想定した新拠点ゾーンの開発フレームが掲載されていました。
これまで断片的に伝えられていた施設や規模、配置がこれで分かり、新拠点ゾーン開発の中身が視覚的にあくまで想定で最終案ではない、確定ではないとはいえ初めて明らかになったと思っています。
それでは、質問要旨のカッコ1、この市が想定する開発フレームについてお聞きします。
その開発フレームは、過去に想定されたフレーム、パターンAと、新たに想定されたパターンBの両方が載っています。
まず質問1点目、パターンAとBが想定された時期は?
2点目、AとBの差、変更点について、
共同住宅、これはタワーマンションだと思いますが、これは35,600㎡、新たな商業施設増床分が16,300㎡でこちらは変更がありませんが、Aでは市民会館・プラネタリウム部分が8,000㎡、図書館部分が11,500㎡、合計19,500㎡となっていたのが、新たな想定であるパターンBでは、文化施設は12,000㎡と大きく減少しています。
この変更について、過去の委員会等での答弁で、「関係閣各課と意見交換を参考に想定」と答えられていますが、このような変更の具体的な理由、根拠を、そして機能の変更はないのかについて教えてください。
3点目、文化複合施設の規模について
文化複合施設としての規模が大きく縮小される想定で、その中に組み込まれる予定の図書館中央館の規模はどうなるのでしょうか?
具体的な規模は、現在、構想策定中でありこうした検討が進む中で決められていくのは理解をしています。
しかし、図書館中央館の整備は議会からも市民からも多くの期待が寄せられています。
図書館整備計画では蔵書数100万冊以上が必要とされており、かつ、この計画を踏襲するとこれまでに答弁されていることから、この規模は変更がないのでしょうか?
4点目、シンボル軸について
パターンAでははっきりと松戸駅からのシンボル軸が載っていましたが、なぜかBではそれが無くなっています。どういうことなのでしょうか?
それぞれ教えてください。
この質問に対する市の答弁は?
都市再生部部長の答弁
「質問1点目、パターンAとパターンBが想定された時期についてでございます。
開発フレームは、新拠点ゾーンに開発される施設に伴い、誘発される開発交通量を算出し、将来交通量を推計することで、道路設計や交差点機能が果たされるか検証を行うために、設計の条件として設定するものでございます。
ご質問の過年度に想定したパターンAにつきましては、平成28年度の松戸駅周辺地区まちづくり整備事業化検討業務委託の中で、相模台地区区画整理事業における事業計画等を作成する際に設定したものです。
新たに想定したパターンBにつきましては、令和5年度の松戸市庁舎機能課題検証業務委託の中で、新拠点ゾーン倍害を含む交差点の機能が果たされるのか検証を行うため設定したものでございます。」
長い答弁ですが、質問の答えとしては、
パターンAは平成28年度、パターンBは令和5年度に設定されたとのことでした。
なぜ、7~8年でこの想定が変わったのか?その答えは、、、、、(つづく)