今週の15日には、群馬県太田市に「給食無償化」への取り組みについての視察で訪れました。
給食の無償化への取り組みは、私自身の選挙公約でもありますので、いつもより?気合を入れて勉強をしてまいりました。
松戸市の状況は?
現在の松戸市の状況は、第3子以降は無償=タダ、第2子は半額となっています。
ただしこれらは、県の補助メニューに従っての運用となっていて、市の単独の取り組みとはなっていません。
又、一部無償と有料のため、事務手続が煩雑となっています。
視察の様子
太田市の無償化の状況は?
太田市では今年から完全なる無償化を行うようになりました。
注目すべきはその範囲で、市内の小中学校に通う生徒はもちろんのこと、
私立小学校、中学校に通う市内の生徒
すべての保育所(認可保育所、認定こども園を含む)、幼稚園の子供
までその適用範囲としています。
これは、県内で無償化を実施している自治体とは一線を画しています。
市に負担はどのくらい?
第3子以降は無償、第2子は半額であった令和2年度の市に納入された給食費は
約9億6千万円であったので、単純にこの金額は市の負担が増えたことになります。
給食無償化は単純ではない?様々な効果が!
太田市では、給食の無償化に伴い、「食育」に力を入れ、地元の郷土料理を伝承する事、又、そのためもあるのか食材を「地元産」にこだわって使っています。
つまりは、食育と地元の経済活性化の両立を図っています。
さらには、、、
公立学校、保育所など直接で給食無償化の恩恵を受けない私立の学校に通う子供世帯には、小学生で年45,000円、中学生で年55,000円を助成していますが、この補助を、
OTACOというデジタル金券で行っています。
こうすることで、ここでも地域の活性化の両立を図っています。
太田市デジタル金券【OTACO(オタコ)】 - 太田市ホームページ(産業政策課) (city.ota.gunma.jp)
無償化に向けて思うこと、、、、
個人的には、給食の無償化は行ったほうが良いと思います。
事務手続きがそもそもなくなることで、教師の負担軽減にもつながります。
又、さまざまな子育て支援が松戸市でも行われていますが、所得制限で一部の子育て世帯からの不満も聞こえています。
しかし、子育て支援策の中でも、この給食無償化は、分かりやすく一律で公平に行われるものと思っています。
松戸市は「子育てしやすい街」をPRするのであれば、給食無償化こそ一番のセールスポイントとなるのではと思います。
是非、早期の実現に向け、頑張っていきたいと思いを胸に焼きそばで有名な太田の街を後にしました。