前回に引き続き、視察のレポートです。
高松市内で宿泊し、その夜は、高松市議の太田さんを囲み、会派で食事をさせていただきました。
太田さんからは、「高松市の実態?」が聞けたかなあと思っています。ありがとうございました。
さて、翌日朝は、丸亀市へ移動し、視察を行いました。
丸亀市市庁舎(市役所)の建て替えは複合施設で!
この日の視察のテーマは「丸亀市市庁舎(市役所)等複合施設整備基本計画」です。
丸亀市では、24年に、主要市施設の耐震診断を行い、市役所庁舎を含め、主要4施設が、震度6強規模の地震で、崩壊する危険性のあるIS(アイエス)値0.6を下回るとの結果を得ました。
この結果から、すぐに公共施設の整備検討に入り、26年度には整備の基本方針を策定、28年12月には、基本計画を策定しました。
松戸の市役所建て替えは? 松戸市でも、市庁舎(市役所)は耐震性の課題があります。
加えて、松戸駅周辺にある図書館、市民会館、市民劇場は、バラバラの場所に建てられていてかつ、老朽化も進んでいます。
そこで、市は、松戸駅東口の中央公園周辺を、「新拠点ゾーン」と位置づけ、市役所を含めこれらの施設を移設し、複合施設として集約して建設する構想を現在検討しています。
(残念ながら、詳細はまだ、明らかになっていません!)
なので、今回の丸亀市の視察は、これからの参考になるかと考え行った次第です。
検討の結果、丸亀市の場合は、市役所と市民交流活動センターを一体として整備建て替えすることになりました。
複合化のメリットは、駐車場共有化を含め、敷地の有効活用。建物の一体化による建設コストの削減(それぞれで建て替えするより安価)。市民の利便性の向上。などがあげられると思います。
お話を聞いて、若干残念だったのは、「民間資金の活用」の部分がなかった点です。
丸亀市の場合は、建てる場所が、市のシンボルである丸亀城の前ということで、景観規制があり、高さ制限が設けられていて、建物の高度利用ができないということでありました。
なので、高層化し、市役所の上を例えばマンション等にするといった豊島区役所のような方法は不可能ということでした。
しかしながら、市役所の建て替えまでの経緯や、市民への周知、説明、また、意見募集など、建て替えにあたってすべきことは何か?についてはとても参考になったと思います。
今回の視察について、市の担当者と早く話をしていきたいと思います。
( 建て替えの決まった丸亀市役所)
(視察を終え、丸亀城をバックに会派メンバーと)