市役所建て替えの委員会開催! 超分散案? 松戸市の新市役所建て替え案!

 今日、10時から、市役所建て替えの特別委員会がありました。

 

 昨年の5月の臨時会で、市役所の移転候補地購入議案は議会で否決となりましたが、それ以降、市からは新たな提案はありませんでした。

 しかし、先週、急に「31日、委員会を開催したい。そこで、新たな案を提案、説明したい」と連絡があり、今日の委員会開催となりました。

 

          ↓  委員会で配布された資料

新たな案の中身は?

第一ステップとして

 耐震性に問題のある現市役所の本館・新館(合計延床面積:約15,000㎡)に相当する部分を先に移転建て替え(約20,000㎡の新庁舎)したい。

 一定の耐震性がある議会棟・別館はそのまま使いたい。

 その後の建て替えについては第2ステップとして、議会、市民と協議して決めていきたいというものでした。

 

移転建て替えでも8年かかる!

 「本館・新館に耐震性に問題があり、一刻も早く建て替えが必要だから、その部分だけ移転候補地を早く購入し、建てたい」

 今回の提案の目的はどうやらこれが一番のようですが、質疑の中で、新庁舎を建て、本館・新館から人が移動できるのは最短でも8年はかかるということが分かりました。

 

一部分だけ移転?8年後の市役所はどうなる?どんな配置?

 新庁舎は37,000㎡は必要であるものの、当面、建てる新庁舎は20,000㎡です。

 又、引き続き使用するとした別館・議会棟を合わせても7,600㎡ほどですので、足りません。

 そこで、「8年後、市役所の姿は?配置は?教育委員会などが入居する京葉ガスビルなどは引き続き借りて使うのか?」との質問に対し市は

「面積が足りないので、現状では使わざるを得ない」との答えでした。

 

超!超!分散?大丈夫なのか?

 市の答弁から、一部分だけ移った市役所は

①新拠点ゾーンに20,000㎡の新庁舎

②現市役所の場所に、議会棟・別館

新京成踏切そばの衛生会館・中央福祉センター(市所有)

④第一、第二京葉ガスビル(借り事務所)

⑤クミアイビル(借り事務所)(街づくり部が入居)

 合計5か所に分散される形となります。

 

8年間、地震は来ないのか! 原ゆうじの意見

 今日は、市からの提案に対し確認のための質疑をする委員会でしたが、

「8年間、大地震が来ないなんて誰も言えない。であれば市の責任として、危ない庁舎から人を移す。移転か否かは別として、直ぐにでも仮庁舎を探すべきだ!」との意見を言いました。

 能登半島地震の影響が甚大であったことからも、より一層、市民の皆さんや働く職員、市役所の中にいる人たちの不安は増していると思います。

 「松戸駅周辺では仮庁舎は無い」と繰り返し市は言っていますが、今の状況で、松戸駅周辺にこだわっている場合何でしょうか!!

 

勝負の3月議会!市は当初予算案で土地購入を提案へ

 否決された移転候補地の土地購入議案ですが、3月議会の予算案として提案され、審議、採決されるようです。

 

 20,000㎡の庁舎建設を目的に国から土地を買うか否か。

 

 運命の3月議会となりそうです。