今度は会派で2日金曜日、日帰りで視察に行ってまいりました。
訪れたのは静岡県伊豆市で、視察のテーマは「自転車によるまちづくり」の調査研究です。
伊豆市は、修善寺、土肥、湯ヶ島など有名な温泉地を持つ「観光」がウリの街です。
こうした観光の街なので、2020年の東京オリンピックでは、多くの人々に訪れてもらい、それを契機になんとか街の活性化を図りたいとしています。
では何を目玉にということで、国内唯一の屋内競輪場である「ペロドローム」を持つ伊豆市で自転車競技が開催されることもあり、「自転車」に目をつけたということのようです。
特に外国人環境客誘致によるインバウンド効果を上げるためには、外国人に人気の「自転車」の目を付けたというのはなるほど納得のいくところでもあり、かつ、市民への自転車利用を呼びかけることにより「健康促進」も同時に図っていきたいとのことでした。
松戸市にはご存知のように競輪場があるわけですが、近年、入場者の減少に歯止めがかかっていない状況です。
車券の売り上げ自体は微増している現状ですが、先行きとなれば???です。
こうした状況は、他の街の競輪場も同じで、競輪場の廃止も相次いでいます。
そんな中、千葉市では、競輪場を大改装し、250メートルバンクに改装する発表がなされました。
松戸競輪場は330メートルバンク(通称サンサンバンク)で、主流は500メートルバンクです。
なぜ、250としたのか?それはオリンピックは250バンクで行われるからです。
国際的な自転車競技の「KEIRIN」は実は250バンクで行われ、日本の「競輪」とはルールも違います。
伊豆市のベロドロームでオリンピックが行われ、千葉も250バンクとなって、仮にこちらで「競輪」が行われ人気が出たとすると、松戸もうかうかしていられません。
(国内で唯一の屋内250バンクのベロドローム外観)
こうしたことも聞いてみましたが、今のところベロドロームでの興行は考えていないということでしたが、競輪とKEIRINの未来を考えつつそのベロドロームを見学して伊豆市を後にしました。