23日の木曜日、会派で市内栄町西にある「明第2西高齢者いきいき安心センター」に視察で訪問させていただきました。
視察のテーマは写真にあるように「スマイルショッピング」で、お役所風に言えば(正式名は)平成31年、令和元年度 生活支援整備体制事業です。
事業の内容は、住民主体による高齢者の買い物支援で、普段、一人でなかなか買い物に行けない高齢者宅を車で訪れ、そして、近くのスーパーやショッピングセンターに送迎し、そこで、買い物の同行支援を行うボランティアさんと合流、買い物の後、少し、おしゃべりをして、また、自宅まで送り届けるというものです。
ですので、ただ買い物を支援するというよりは、普段交流のない方々とのふれあいや、外出することそのものが目的としているようです。
毎月第三金曜日と毎月一回行われ、徐々に参加者が増えてきているとのことでした。
ただ、そうなると事業の課題も見えてきていて、送迎の際の車の保険の問題や、買い物時における責任の所在、そして、ガソリン代の負担など費用の問題などが出てきているとのことでした。
保険に入るのにも当然費用が掛かりますので、「有料化」も考えたら?ともお聞きしてみましたが、有料化することで車の「白タク」問題が出てくるので、なかなか難しいとのことでした。
こうした活動が市内に広がればとも思いますが、その際は、市ができることとして「車の一日保険にかかる費用や、ガソリン代の実費」などは市が負担してもよいのではと感じました。」
会派の他のメンバーとも話し、意見を集約して、代表質問等の場で、市に提案していければと思っています。
翌日は、健康福祉常任委員会のメンバー3人で、市内の介護老人保健施設と特別養護老人ホームを訪れ、「介護人材不足」をテーマに現場から直接の声をお聞きしてきました。
特に、特養では、人出不足により、一部施設を開くことができない状態にあるということで、経営的にも厳しいとのことでした。
そのため、人材派遣会社を頼ることが多いようですがその際は、年収の約3割を紹介料として払うこととなり、こうした費用も重く負担となっているとの切実なお話もいただきました。
さて、市としてどうこたえていくのか?
まずは、こうした実態、どういった施設が特に大変なのか?
早急に調査することがまずは先決!と感じつつ二日目の視察先を後にしました。