次は、令和6年の3月末に廃院が予定されている東松戸病院についての今後についてを聞きしました。
次に質問事項2番、東松戸病院跡地売却について
11月6日の梨香台小学校で行われた病院跡地活用についての説明会に参加してきました。
病院側から、跡地活用の方向性は売却であること。売却の条件については地域住民や議会からの意見を聞き取り決定していくこと等が説明されましたが、住民側からの意見は、病院存続を願う意見や売却に対して反対との意見がほとんどでした。
そうしたやり取りの中、なぜ、売却と決めたのか?売却以外、たとえば、市での活用は考えなかったのか?売却方針に至った経緯とその理由を問う質問に対し、病院側は「売却方針は、市の総合政策会議で決定され、その方針に沿って病院側で動いている」とのお答えにとどまり、それ以上の説明はありませんでした。なので、結局、なぜ売却と決めたのかは、わからずじまいでした。
そこで、こうしたやり取りを踏まえ改めてお聞きします。
カッコ1,売却方針に至った経緯について
総合政策会議では売却以外の方針、例えば市としての活用方法などについて、どのようなものが挙がったのでしょうか?
対して、市の想定する売却額はいくらなのでしょうか?
市としての活用よりも売却のメリットが上回るとした判断の結果、売却と至ったのではと想像しますが、どうだったのでしょうか。こうした売却至る経緯を詳しく教えてください。
次、カッコ2、跡地活用について
私も売却には、疑問をもっています。
病院周辺の高塚団地は、総戸数が604戸、分譲型の大型団地ですが、築50年以上たち老朽化も進んでいるものと思われ、建て替え等の課題が出てくると想像されます。
市として、こうした課題にどう対処するつもりなのでしょうか?
分譲型ゆえURの関与もないような気もします。
病院敷地は約4万㎡の土地と広大ですので、こうした建て替えの際、例えば種地にするとかの想定はしなくていいのでしょうか?
この土地は団地の再生等を考えた場合、重要な役割を果たす土地となるのではと思いますがいかがでしょうか?
又、病院の土地は、市川大野駅から直線距離にすれば500mほどと大変に近く、駅から直接アクセスできる道路が出来、バス等の運行がなされれば、病院敷地も、高塚団地の価値も大幅に上がると思われます。そうすれば団地の再生も進むのではと思っています。
なので、こうした可能性を踏まえれば、現時点での売却決定は疑問なのです。
そこでお聞きします。
跡地の市としての活用の可能性と住民の願いに沿っての売却方針の撤回について、市のお考えを教えてください。
市(病院)の答弁
質問要旨カッコ1,2について関連がございますので、一括して答弁申し上げます。
まず、東松戸病院を含めた福祉医療センターの跡地活用に至った経緯についてございますが、本年2月に策定した松戸市病院事業再編計画において、「跡地活用については病院事業において売却する」とされておりますことから、病院事業を中心に健康福祉部、総合政策部の協力を仰ぎながら検討を進めております。
尚、公共利用につきましても、まずは3つの組織での協議の場におきまして、当該地においては、特に公共利用は考えていないとの確認がとれましたので、福祉医療センター跡地活用の方向性についてを本年8月1日の総合政策会議に付議しました。
その結果、当該地については、病院事業が主体となって売却を進めることの了解を得ましたので、本年9月定例会の健康福祉常任委員会において、福祉医療センター跡地活用について(案)を説明させていただいたところでございます。
尚、売却主体について、他の公立病院の状況を調査したところ、普通財産に変更して市で売却した事例と、病院財産のまま病院事業で売却した事例があり、特段の制限や基準はございません。
売却額の想定につきましては、売却方針を検討している段階であり、バスロータリーの関係やその他未確定な要素を含むため、現時点での回答は控えさせて頂きます。
尚、高塚団地建て替えの種地として活用してはとのことでございましたが、現時点におきましては、UR都市機構や団地住民の方々からはそのようなお話は伺っておりません。
現在、民間事業者の声を聞くため、サウンディング型市場調査を実施しているところでございますが、今後、そうしたご希望を伺った際には、真摯に対応してまいりたいと考えております。
地域住民の皆様に喜んでいただけるような跡地活用につなげられるよう、市民、議会、事業者からのご意見を十分参考にし、売却の検討を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。
以上、答弁といたします。
答弁からは
なぜ、売却の方針となったのか?
公共利用(市としての利用)はなぜ考えなかったのか?
売却の撤回については、答弁がありませんでした。
なので、再質問をすることとしました。(つづく)