東松戸病院の廃止報道から、約3週間。昨日、全員協議会の場で、ようやく議会側に対して、正式に市から、廃止方針の発表がありました。
発表された方針内容
方針の内容は、以下4点。
①東松戸病院を松戸市の公立病院として継続することは困難であり、令和5年度末を目途に廃止とする。
②東松戸病院が担ってきた医療機能は、民間の医療機関の活用によって対応を図るとともに、回復期以降の医療については新規参入を促すことで確保を目指す。
③民間の医療機関の参入が見込めない機能(緩和ケア)は、総合医療センター(千駄堀)へ引き継ぐ。
④病院付帯事業の梨香苑は、東松戸病院廃止に連動して閉鎖する。
廃止の理由
廃止する主な理由は、
①経営改善が出来なかった。(毎年5~6億円の税金投入)
②施設の老朽化
建て替えには多額の費用(約55億円)が必要
③独立行政法人化など経営形態の見直しを検討したが、存続は困難と判断したこと
④東松戸病院が担ってきた回復期・慢性期の病床が民間病院にて増加していること。
⑤梨香苑(介護老人保健施設)のような介護老人保健施設が市内で1100床整備されていること。
市から方針の説明があった後、各会派10分の持ち時間で、質疑が行われました。
私からは、主に以下4項目
①東松戸病院廃止に伴う総合医療センターへの影響について
②地元、市民への説明会開催について
③跡地(市は売却方針)の活用について
④緩和ケア病棟について
聞きました。
特に④の緩和ケア病棟(20床)は、廃止後、千駄堀の総合医療センター敷地内に、新たに建物を建てて継続する方針で、
空き病棟があるのになぜ、新たな建物を建てる必要があるのか?
そもそも緩和ケアは経営的にはおそらくはマイナスと思われるのに引き継ぐ必要があるのか?
と思っております。
今後、会派ごとに要望や、意見、質問を書面で提出することになりました。
さて、どうなるのか?動きがあれば、又、御報告したいと思っております。