大赤字!!21世紀の森と広場駐車場、遅くなりましたが、12月議会一般質問報告します!!

 大変遅くなりましたが、12月議会一般質問の報告をさせていただきます。

 12月議会では以下の4項目の質問をさせていただきました。

①21世紀の森と広場、駐車場事業について
松戸市土地開発公社の存続について
③松戸版「太陽光倶楽部」設立の提案
④道路灯、LED化の提案について

 今回は①の駐車場事業についてを報告いたします。
質問の背景
 21世紀の森と広場は東西南北の駐車場があり、土地を借りて駐車場事業を行っています。
 この事業が赤字続きというのは、以前からわかっていましたが、あえて、12月のタイミングで質問をさせていただきました。
 それは、25年3月をもってこの事業を行っていた松戸市都市整備公社が解散、事業を市が受け継ぐことが決まっているからです。
 受け継ぐ際には、駐車場地権者の方と市とで、新たに契約を結ぶ必要があり、この作業を4月に向けて行う際に、赤字解消に向けての交渉が出来るのではとの想いがありましたので、この12月のタイミングで質問を行いました。

質問内容まず、質問では駐車場事業の現状(H23)について聞きました。結果は以下のとうりです。
 駐車場事業全体では年間4076万円の収入があり、対して借地料は5770万円、経費は1840万円となっていて、差し引きすれば年3534万円の赤字という現状です。
 駐車場稼働率については収容台数1210台に対し、一日当たりの平均利用台数は254台で、22%という結果でした。
 さらに東西南北個々の駐車場について現状を聞いたところ、南駐車場は4.3%、西第2駐車場はなんと1.7%との答えでした。特に西第2駐車場は駐車場収入年30万円に対し、借地料は1290万円で年1260万円の赤字となっており、正直、なんで借りる必要があるのかと思うくらいの状況でした。
 続いて、西第2駐車場賃料契約の詳細について、聞いたところ、賃料の基本は21世紀の森と広場借地料の2倍(1010円/㎡)に開園時(H5当時)設定され、その後、H6からH8は1060円、H9から現在は1100円と借地単価は推移しているとのことでした。
 (なんで、この時代に借地料が値上げされてきたのかと不思議でなりません。)
 
私の提案これらから、私としては①全体として、賃料、借り上げ面積の見直しが必要 ②西第2駐車場は借りる必要性の有無の検証、また借りるとすれば駐車場以外の用途の模索、具体的には23年6月議会の私の一般質問でも言わさせていただきましたが、隣接するスポーツ広場としての利用の検討するべき、と以上の提案しました。

 市の答弁は①については提案どうり、契約更新時に交渉を行うとのこと ②については現在の状況は駐車場としての利用より他の利用法の模索を取り組む必要があるとのことでした。

 私の考えでは、21世紀の森と広場駐車場は、公園来園者にとって必要なものであると思います。ですので、ある程度の赤字事業でも続ける必要があると思いますが、年3500万円を超える赤字は許容範囲を超えていると思います。早急な改善の必要があると思います。
 今回の質問では市も私の提案をかなり理解して前向きに取り組むものと感じています。
 
 今後の市の取り組みを注視していきたいと思っています。
 それにしてもいつもいつも思いますが、こうした赤字、本当にもったいない!!