道路灯LED化を!!遅くなりましたが、12月議会一般質問報告します!PARTⅡ

 前回に引き続き、12月議会での一般質問(道路灯のLED化)について報告させていただきます。

市内道路灯の現状は? 
現在市内の道路灯総数は3153本あり、内訳は水銀灯(主に400W)2492本、ナトリウム灯510本、蛍光灯151本となっています。
また、1年間の維持管理料は、電気料約1億円、修繕費(ランプ、安定器交換)約1100万円で、合わせて約1億1千万円となっています。

LED VS水銀灯のコスト比較は?
LED灯と現在、市の主流である水銀灯400WをLED灯の予測寿命である15年間での1本あたりのコスト比較をすれば
水銀灯400Wは修繕費で約6万円、電気料、年約3万円×15年=45万円、計51万円
LED灯85W相当はランプ、安定器交換が不要なので、修繕費は0円、電気料は年6600円×15年=約10万円、導入経費15万円(灯具10万円+設置撤去費5万円)の合わせて25万円と予測され、その差はなんと、15年で26万円/本と試算されます。
しかし、市内道路灯、約3000本(蛍光灯は除く)をLED化するには、導入経費15万円/本×3000本=4.5億円が必要となり、この大きな初期投資額が問題点として挙げられます。

入札&リース方式採用でLED化を!!大阪府方式)
現在の松戸市ではなかなか4.5億円の投資は厳しい状況です。
そこで、初期投資のいらないリース方式でさらに3000本まとめて入札でコストダウンを図り、LED灯導入を進めるべきと提案させていただきました。
仮に、リースで3000本をLED化した際の試算は(15年間での)
LED灯具代10万円と設置、交換費用5万円の合わせて15万円を一般的な10年リースで行うと仮定すると、年リース価格は1万6千円と推定され、10年間のリース代総額は16万円となります。リース契約終了後、市にLED灯が無償譲渡されその後5年間使用するとすると、
①1〜10年では電気代年6600円×10年=66000円、リース代金16万円で計226000円
②11〜15年では電気代年6600円×5年=33000円、修繕費を年3000円とみても計48000円
①と②の合計は274000円、年間に直せば約1万9千円と推定されます。
これに道路灯総数3000本を掛けると約6000万円(年間)試算されます。

年間5000万円以上の削減!!
現在の道路灯維持管理費年約1億1千万円から上記、LED灯の年間経費6千万円を引けば、5千万円となります。年間でこの5千万円が削減できると試算されたことになります。
 さらに、リース代年16000円を大阪府のように入札を行いさらにコストダウンを図るべきと提案させていただきました。
 ちなみに大阪府ではすでに入札を行い、なんとなんと年間約6000円(本あたり)で落札されています。http://www.pref.osaka.jp/dorokankyo/led/index.html大阪府HP参照
 松戸市3000本に対し大阪府は15000本なので、松戸の場合は6000円まではいかないと思われますが、年間リース代16000円の想定で約5000万円の削減です。仮にこれが1万円ほどになればさらに年1200万円ほどの削減が試算上、期待出来ることになります。
  
 このLED化導入をリース&入札で行うべきとの提案に対し市は、実現に向け検討するとの答弁でした。

 防犯灯に続き、道路灯でのLED導入の提案をさせていただきましたが、今回は市内道路灯すべてでの導入の提案です。
 仮に、導入となれば、関東圏では松戸市が最初となるはずです。
 是非!是非!実現していただきたいと願っております。