いよいよ30日が9月議会最終日!

 約1か月続いた9月議会が明後日、30日最終日となりました。
 最終日ですので、議案について賛成反対の討論がなされ、最後に採決がされます。
 9月議会は、通常の議会に加え、「決算」についての認定審査が行われています。
 会派「市民力」を代表して、26年度の決算認定について私が討論を行います。
 その中で、市立病院の事業決算については「反対」の討論を行います。
 詳しくは、是非、傍聴してお聞きいただきたいのですが、ここで簡単になぜ反対するのかお話ししますと、一番の理由は、予算に対して決算の数字がかけ離れているからです。
 市立病院(上本郷)と東松戸病院(高塚新田)とも医業収益(売り上げ)の伸びよりも、費用の伸びが上回り、大幅な赤字となってしまいました。
 一般会計(税金)からの繰入額は、両病院事業でなんと約37億円!うち予算、つまりは予定にない損失補てんの繰入額は、両病院で13億円となってしまいました。
 なんとも数字が大きく面食らうわけですが、これで本当に新病院の経営は大丈夫なのか?と心配になります。
 加えて、東松戸病院ではとうとう人件費比率が100%を超えてしまいました
 100%越えということは、お分かりとは思いますが、売り上げよりも人件費が上回ってしまったということです。
 病院の費用は、人件費のほかに、薬品代や水道光熱費など他にも費用がさらにかさみます。
 なので、結果として、売り上げ約16億円に対して費用は23億円、医業損失は7億円となってしまいました。
 
 基本的に決算の審査は「予算に対して、決算はどうなのか?つまり、予算に対しての達成度合はどうなのか?」を図るものと思います。
 そういったことからいえば、今回の決算は「認定する」というのは無理ではないかと思います。

 いよいよ2年後の29年12月には千駄堀新病院がオープンします。
 当初よりも建設費の高騰により約80億円も予算を大幅に増加させてしまいました。
 その予算を決めるとき、議会としても、これ以上の財政負担とならぬよう付帯決議で病院経営にくぎを刺しています。
 今回の決算の数字は、すでにその時に示された収支予測の数字から下回っています。
 新病院の経営は大丈夫か?との不安がよぎります。
 
 今回の指摘が、経営改善につながればと願っています。