会派視察に行ってまいりました!愛南町、四国初!県との合同庁舎建設編

 翌22日は、南下し同じく愛媛県愛南町

 愛南町は、愛媛県の最南端に位置し、人口は約2万2千人の町です。

 なぜ、この街に視察か? さて、視察テーマはと言えば、、、、

 今回の視察テーマはズバリ!「県と町の合同庁舎建設」についてです。
 
 (気持ちいいほどまだ新しい町庁舎前でパチリ!)

 

 ご存知の通り、現在松戸市ではイトーヨーカ堂裏、聖徳大学前の公務員官舎跡地を購入し、ここと中央公園、相模台公園を含む一帯を区画整理しそこへ市役所を移転させる構想があります。

 しかし、問題となるのは「財政負担」です。

 3月の私の代表質問から、予測ではありますが、市役所の必要床面積は54000㎡から考えると、おおよそ220億円以上の費用が新築には必要とされます。

 この負担は今の松戸にとっては非常にきついのは間違いなく、こちらも民間活用(例えば、豊島区区役所のような民間との合築)による負担の軽減を図りたいところです。

 しかし、残念ながら、公務員官舎(国有地)の払い下げは、自治体活用のみしか払い下げが受けられないとなっています。(3月議会の市答弁から)

 ではどうしたら?ということで、調べた結果、県との合同庁舎化による負担軽減は?との考えから、2年前に合同庁舎を建てた愛南町を探し出し今回の訪問となった次第です。

 愛南町は、平成16年に5町村が合併し誕生した街で、合併当初から、町庁舎をどこにするか?が町で一番の問題だったそうです。

 ところが、この庁舎をどこにするか?どこに建てるのか?について、町民も巻き込んで、紆余曲折、混迷を深めたようです。

 場所については、地理的に街の中心でもある元の庁舎の場所と決まってきたそうですが、建て替えについては財政的負担の問題で、決定ということにはならなかったとのこと。

 そんな中、事態が大きく動いたのが平成23年。知事との意見交換の場で、現愛南町長から知事に対し、同じく老朽化が問題となっていた県の愛南庁舎との合同庁舎化を提案したことからでした。

   (パワーポイントを使った丁寧な説明に感謝です!)

 合同庁舎化のメリットは、建て替え時の財政負担の軽減はもちろんのこと、町民=県民の利便性向上になること。ほかにも県と町が一体となって互いに、町民=県民のためにという統一した目的意識をもって業務ができること。大規模災害においても県と町の連携を図って意思決定ができることなど数多くのメリットがあることから、合同庁舎化は互いに理解のもと一気に進んでいったとのことでした。

 結果として、合同庁舎は、合併特例債の活用ができる愛南町が2年前に建設し、県は、その町庁舎を賃料を払って入居する形で実現することになりました。

    (実現した愛媛県との合同庁舎化)


 噂レベルですが、仮に市役所移転となった際には、市役所に隣接する県合同庁舎、税務署も移転する可能性があると聞いておりますので、県、市、そして何より市民=県民にメリットがある合同庁舎化の可能性を、できる限り探ってまいりたいと思います。

 
     (新町庁舎内部の様子)
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