12月議会終了!ご報告!不思議な委員会審議&最終日に波乱が!?①

 先週金曜日の20日、約1か月続いた12月議会が終了しました。

 

 色々なことがありましたが、、、、

 毎回行っている一般質問では、以前より提案していたものが実現したこともあり、自分としてはまずまずと思っています。

 

 しかし、一般質問の後に行われた委員会(私は健康福祉常任委員会)では、自分にとっては不思議なことが起きたとかんじています。

 

 それは、市民の方から出された陳情(市立病院の精神科外来再開を求める陳情)の審議についてです。

 陳情の中身は表題の通り、平成20年度から医師不足により休診している「精神科外来」の再開を願うものです。

 

 審査のポイントは、精神疾患を抱えた方々が市内にどのくらいいらっしゃって、それに対応する精神科がどのくらい市内にあるのか?

 つまりは患者さんの需要に対して、市内の医療機関が対応できているのか?

 そのうえで、市立病院として精神科を再開すべきかどうか、であると考えました。

 

 委員会でも述べましたが、精神疾患の患者さんがどのくらいいるのか?その数の推移はどうなっているのか?を調べてみると、、、

 障がい者手帳の所持者数でみてみると、平成22年度末では1867人であったのが、30年度末には3888人に増え、伸び率で言えば、208%!です。

 では他の障がい者の推移(伸び率)はといえば、、、

 身体で109%、知的で152%です。これ見れば、いかに精神の伸びが高いかがよくわかります。

 障がい者手帳の所持者数だけで正確な数字を把握するのは難しいのかもしれませんが、一つの指標にはなるとは思います。

ちなみに、自立支援の受給者数(精神)でみてみても、平成23年度末、4627人であったのが、平成30年度末では6791人とやはり大幅に増えています。

 やはり精神疾患の方は近年、大幅に増えているのが現実だと思います。

 そして対応する市内の医療機関は25か所です。こちらの医療機関が増えているのか?については過去の数字がわからないので何とも言えませんが、少なくとも増える患者に対して、市立病院は休診してしまったこと。また、需要に対し医療機関が足りてないからこそ精神科外来の再開を望まれているわけで、やはり足りていないのが、現状かと思っています。 

  

 委員会ではこうした点を確認した後、市立病院に対し、医師不足の現状があるものの、精神科外来を再開する意向があるのかないのか?と聞いたところ、

病院の答えは、、、、「ある」とのことでした。

 

 ここで、陳情者の願い(外来の再開)と受ける市立病院の両者意向が合致したので、何も問題はない!と思ったのですが、なんと!委員会採決では反対多数(不採択)となってしまいました!

 

 市立病院側も再開の意向は示したものの答弁では何とも歯切れが悪く、それに呼応するのかごとく他の委員から、精神科の採算性を指摘する声もありましたが、それらを踏まえて再開の意向が「ある!」としたはずなのに、、、、、

 

 まあ不思議な、狐に包まれたような結果となってしまいました。

 

 委員会の結果を受けてか、最終日の全議員による採決でも保守系3会派(松政クラブ、公明党、市民クラブ)の反対により「反対多数で不採択」となってしまいました。

 

 岩盤のように固い?保守系3会派が占める松戸市議会ですが、実は、その最終日にちょっとした波乱が、、、 どうなったのか、、、、

(続く)