副議長の辞任⇒副議長選挙へ、原ゆうじの出馬、結果は、、、、

副議長の辞任⇒副議長選挙へ

 最終日、全ての議案が採決された後。副議長の辞任が報告され、全会一致で辞任が許可されました。

 

 その後、副議長選挙が行われることとなり、市民クラブ(自民党系会派)から、市川議員、そして私、原ゆうじの二人が立候補しました。

 

 所信表明後(所信表明は4人の推薦人がいれば可能)、投票が行われ、市川議員30票、原11票、山中議員2票で市川議員が副議長に決まりました。

 

なぜ辞任なのか?辞任理由は「一身上の理由」のみ

 任期4年に対して、わずか3か月余りでの辞任となりましたので、当然、何かしら理由があったからと推測されます。

 その推察される理由は、副議長の不適切ツイートと思われます。

 このブログでも書きましたが、市立船橋高校のバレー部顧問が、部員に対する暴力指導で逮捕された事件に対して、「私が親なら、一升瓶を持って駆けつけてお礼を言う」とツイートし、それが新聞報道された件です。

 https://www.chibanippo.co.jp/news/national/1036245

 この報道を受けてか副議長は、謝罪のツイートをしましたが、逮捕された容疑者に対してお礼を言うこと、公職である教師に一升瓶を持っていくこと、被害者生徒が持つであろう嫌悪感、そして何より、いち市議会議員でも問題ですが、松戸市議会を代表する副議長の発言が大問題であったと思います。

 しかし、最終日、本人からは、一切、一身上の都合との理由だけで、具体的な理由、謝罪はありませんでした。

 

辞任理由&謝罪を表明しないことに反発!

 朝、その日の議事進行等を決める議会運営委員会があり、出席しましたが、その委員会でも謝罪を求める意見がありました。

 しかし、不適切発言が議会の中で行われていないことから、謝罪を求める権限が議会としてないことが確認されました。

 釈然とはしませんでしたが、法的な拘束力がないため、あとは本人の考え次第であり、かつ、報道もされてしまったので、副議長という立場であれば、必ず何かしらの謝罪はあるだろうとも思っていました。

 しかし、結果は、残念ながら、謝罪は一切ありませんでした。

 このことで、共産党の議員から「謝罪すべき!」との声があがりましたが、受け付けられず、逆に処分すべきとの声があがる始末でした。

 

問題の構造は何か?

 そして、先に述べましたが、その後の副議長選挙では、新副議長が同じ会派から選ばれることに、、、、

 本当にこれで松戸市議会は良くなるのだろうか?自浄作用は生まれるのだろうか?とも思います。

 何が問題なのか?

 正副議長や委員会の委員長など、議会の主要ポストは自公の会派でほぼ占められています。

 議長選挙や、副議長選挙などで協力をする会派にそれぞれ重要ポストが、そのポストに見合った当選回数(期数)で配分されている今の構造では、人柄や考え方、実績などは考慮されていないように思われ、これが松戸市議会の大きな問題だと個人的には思っています。

 正副議長をはじめ4つの常任委員会、議会運営委員会の委員長など全てが、市民クラブ(自民系)と公明党会派の議員で占められています。

 

 まさに数は力なり!といった感じですが、この構造、行き過ぎた会派主義を変えなければならないと思いつつ、長かった3月議会は終了しました。