9月議会の報告!決算審査について、、、討論が✖✖✖に、、、その1

 9月議会が終わりました。

 少し遅くなりましたが、レポートしたいと思います。

 

決算審査について

 9月議会は、前年度令和4年度の各会計の決算について、認定するか否かの審査が行われます。

 

 一般会計(認定1号)から下水道事業決算(認定12号)まで、特別委員会で4日間集中的に審議され、最終日22日に採決が行われました。

 

採決の結果は?反対は?

 採決の結果、1~12号まで全て可決認定となりましたが、会派:政策実現フォーラム・社民は認定8号、新松戸駅東側地区土地区画整理事業決算についてのみ反対しました。

 

バスが駅前まで来ない?地区計画の変更!

 令和4年度に、市は地区計画の変更を行っています。

 これは、令和3年に、区画整理地内の崖が、建築制限のある土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されてしまったのに伴い、市が建てようとしている14階建てマンションの建築場所を移動し、この影響で、駅前ロータリーをつくれなくなってしまいました。 

 

 駅前ロータリーがなくなれば、駅至近までの車両の乗り入れが不可能となり、当然バスの運行も予定を変更、マンションを囲うように作られる周回道路までしか来ないというのは明白です。

 

 レッドゾーン指定 ➡ マンションの位置をずらす計画変更 ➡

 駅前ロータリーがなくなる ➡ 駅至近までのバス運行が出来なくなる

 

 市は、この区画整理事業の検討の際、「この事業は、単に駅前に住んでいる方が便利になるというわけではなく、テラスモールを通る小金原地区からバスの駅前までの運行となれば、周辺地域全体の便益が上がる」と説明をしていました。

   ↓従来の区画整理の計画図

 

本当に市の判断(マンション位置の変更)は正しかったのか?

 狭い区画整理地内です。マンションの位置が変更になれば、道路形状が変わり駅前ロータリーがなくなることは分かっていました。

 

 なのになぜ、マンションの位置をずらしたのか?他に方法は無かったのか?

 

 我々が思うのは、マンションの建築面積を小さくするあるいは高層化するなど形状を変えれば、道路幅の確保や駅前ロータリーが出来たということです。

 

 この駅前までのバス運行は、我々も賛成。

 これが一番重要なこと考えていますので、「なぜ市がこうした工夫をして、駅前ロータリーをつくり駅前までのバス運行を目指さなかったのか?」と質疑しましたが、

 市は

 「審議会に聞いたところ、駅前まで車両が入らないウオーカブルな街が時代の潮流との話があり、マンション位置の変更=駅前ロータリーをなくす判断をした」との答弁がありました。

 

 続いて、駅前ロータリーをつくる=駅前までのバス運行させた場合の便益と計画通りのマンション建設を優先させた場合の便益 はたしてどちらが高かったのか?具体的な数字は?と聞きましたが、残念なことに明快な答弁はありませんでした。

 

 マンション位置の変更は大きな判断です。ましてや総事業費200億円?くらいかかり、加えて公金も多く投入する区画整理事業です。

 

 計画変更をするという大きな判断をしたのであれば、もっと市は、納得のできるより具体的な説明をすべきです! 

 それがない、、、、これが反対理由の1つ目となりました。

 

反対理由の2つ目!市はもっと情報を開示しないとだめでしょう!

 又、市は「駅前ロータリーがなくなったが、バスの運行は出来、駅近くにまで来るのでさして不便になったとは考えていない」とも話していました。

 

 ただ、足の悪い方や高齢者など、加えて雨の日のことを考えれば、駅前ロータリーがあり駅至近までバスが来るほうが便利なはずです。

 

 そこで、「不便にならない?では、バス停は駅からどのくらい離れたところに出来るのか、概略図でもいいので示して欲しい。示すべきではないか?」

 と聞けば、

「途中段階のものは示せない」との答え。

 

 バス停が、駅からどのくらい離れたところにできるかが分からなければ、便利、不便の判断も出来ないわけです。

 

 これでは話になりません。この市の情報開示に対する後ろ向き?な姿勢が、反対理由の2つ目です。

 

 以上2つの理由で、事業効果に大きな影響を及ぼす4年度に行った市の判断、その理由がはっきりしないため決算の認定に反対をしました。

 

 ところが、最終日、反対の討論をしたところ、まさかの✖✖✖が、、、、、

 

                            つづく