千葉市に視察!消防局(スマート119)&市役所建て替え その1

 昨日、千葉市に視察に行きました。

 

 まず、最初の訪れたのは、建物も立派な消防局。

千葉市消防局の建物

 中に入り、早速、救急課のかたから、今回の視察テーマであるsmart119についての説明を受けました。

 

smart119の概要

 smart119とは、救急隊と救急病院などの医療機関を結ぶシステムのことで、2020年から千葉市では運用をおこなっています。

 

 救急車の出動件数は、増加傾向が続いており、全国共通の社会的な課題となっています。

 

 この課題解決のためには、利用者側は安易な救急車利用を控えることも重要です。

 又、救急側も受け入れ医療機関とより最適で効率的な搬送も重要となっています。

 具体的には、受け入れ先の決定までの時間や、搬送先のたらいまわしなどをなくすことが求められますが、現状では、救急隊が電話で一件一件電話をして患者の様態などを説明して行うなど非効率な「アナログリレー方式」で行われています。

 

 smart119では、救急隊が患者のもとへ駆けつけ、症状の聞き取り結果、脈拍や心拍数、血圧など数値をタブレットに入力、そのデーターが近隣の複数協力医療機関へ転送されます。

 一方、医療機関は、同じタブレット端末でこの患者受け入れ要請に対して受け入れの可否をすぐに知らせることで、「たらいまわし」の解消、又、患者の種々データを共有出来るので、迅速な治療行為に入れるというものです。

 

 こうしたsmart119の導入よって、

 医療機関との受け入れ交渉回数の削減、

 医療機関との交渉時間の短縮

 受け入れの可否判断の短縮

 により、搬送時間の短縮=迅速な治療につながる効果

 タブレットによる映像送信により、より正確な情報の伝達が可能となっています。

 

 松戸市でもこうしたシステムの導入を行う意向は示されていますが、その時期はまだ明らかになっていません。

 

 又、同じシステムを近隣市で導入することが、医療機関での混乱も防げると思いますので、他市との協議が行われているのかなど、早く導入に向け担当課と話をしていきたいと思っています。

↓参考までに

千葉市消防局が「Smart119」システムを本運用開始しました|プレスリリース|株式会社Smart119|安心できる未来医療を創造する

 

 この後は、次の視察、現地建て替えが行われた千葉市役所へ向かいました。